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<動意株・19日>(大引け)=佐田建、吉野家HD、DMPなど

配信日時:2025/05/19 15:32 配信元:MINKABU
 佐田建設<1826.T>=後場上げ幅拡大。午後3時ごろに自社株買いを実施すると発表したことが好材料視されている。上限を35万株(発行済み株数の2.27%)、または3億円としており、取得期間は5月20日から7月31日まで。株主還元の充実と資本効率の向上を図ることが目的という。  吉野家ホールディングス<9861.T>=3日続伸。この日、30年2月期に売上高3000億円(25年2月期2049億8300万円)、営業利益150億円(同73億600万円)を目指す中期経営計画を発表しており、好材料視されている。「変身」と「成長」をテーマに既存事業の変革を促すほか、第3の事業ドメインとしてラーメン事業に注力する方針で、中計最終年度までに店舗数を500店舗、売上高を400億円に引き上げ、ラーメン提供食数世界ナンバーワンを目指すとしている。  ディジタルメディアプロフェッショナル<3652.T>=ストップ高。午前10時ごろ、最先端のAI推論と高精度リアルタイム3D測距エンジンを統合した次世代エッジAI向けSoC「Di1」を発表しており、好材料視されている。「Di1」は、DMP独自の高性能AI推論エンジンとハードウェアベースの高精度リアルタイム3D測距エンジン(ステレオビジョン)及び台湾のアイキャッチ・テクノロジー社の高性能ISP(画像信号プロセッサ)をワンチップに統合。エッジAI向けSoCとして世界で初めてFP4(4ビット精度の超軽量推論モデル)を実装し、最先端のAIモデルを効率的に実行可能としたという。なお、「Di1」は5月20日から台湾で開催される「Computex Taipei 2025」で初公開される。  ダイナミックマッププラットフォーム<336A.T>=急伸。この日の寄り前、ソニーグループ<6758.T>とMR(複合現実)技術を活用した車内エンタテインメント提供システム「MR Cruise」のコンテンツ開発に向けた共同実証を開始したと発表しており、これを好感した買いが流入している。「MR Cruise」は、MR技術により車内のモニターに映る周囲の環境を捉えた映像にさまざまなCGを重畳することで、従来は景色を見るだけであった車窓をエンタテインメント空間に変貌させ、乗員が移動自体をより楽しめるようになる体験を創出する車内サービス。今回の共同実証では、ダイナマップの高精度3次元データを活用してコンテンツ作成のためのロケーション情報基盤を作成し、その運用可能性を検証するとしている。  東映アニメーション<4816.T>=大幅高。前週末16日の取引終了後に発表した26年3月期連結業績予想は、売上高880億円(前期比12.7%減)、営業利益260億円(同19.8%減)、純利益191億円(同19.1%減)と2ケタ減収減益を見込むとしたが、アク抜け感から買われているようだ。国内外ともに好調な事業環境である点は変わらないとしながらも、前期好調だった大型劇場作品の配信権販売や、新作家庭用ゲームの反動減などが響く見通し。なお、25年3月期決算は、売上高1008億3600万円(前の期比13.7%増)、営業利益324億3200万円(同38.8%増)、純利益236億2300万円(同25.7%増)だった。  大盛工業<1844.T>=年初来高値更新。前週末16日取引終了後に25年7月期連結業績予想の修正を発表。売上高を65億2900万円から64億500万円(前期比7.1%増)へ下方修正した一方、営業利益を4億5800万円から7億5900万円(同22.2%増)へ上方修正した。一部受注量の低下で売上高は下振れするものの、利益面では建設事業における設計変更増額に伴う工事収益の向上や工事期間の短縮、工事費の低減により完成工事総利益の大幅な上積みが見込めることなどが寄与する。営業利益は従来予想の減益から一転増益となる見通しであり、これが好感されている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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