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<動意株・16日>(大引け)=テラスカイ、dely、ブシロード、ニッピなど

配信日時:2025/05/16 15:36 配信元:MINKABU
 テラスカイ<3915.T>=上値指向鮮明。前日は小幅マイナス圏で引けたものの陽線を立てており、きょうは改めて場中に上値を伸ばし6連続陽線を形成している。クラウドサービスの導入コンサル及びシステム構築を手掛け、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要を取り込んでいる。米クラウドサービス大手セールスフォースやAWS(アマゾンウェブサービス)のクラウド導入支援で抜群の実績を誇る。業績も好調で25年2月期は営業利益が前の期比で2.8倍化し、26年2月期についても前期比26%増の18億3300万円を見込んでいる。また、量子コンピューターの研究開発会社を傘下に置いており、同関連の一角としても存在感を示している。  dely<299A.T>=上げ足を加速し最高値圏快走。国内最大級の料理動画サービスである「クラシル」を運営しており、マーケティング支援「クラシルリワード」や人材採用サービス「クラシルジョブ」などを複合的に展開し、業績成長路線をまい進している。ポイントサービスの育成に傾注している点は注目材料。クラシルリワードでは「ポイ活」サービスを展開し、販売促進を狙う小売関連企業が同社に運用費とポイント原資を支払い、消費者がそのポイントを活用して購入コストを引き下げることができる仕組みとなっており、利用者数が急増傾向にある。26年3月期は売上高が前期比31%増の171億4000万円、営業利益は同27%増の33億7400万円予想と、いずれも過去最高を大幅更新することが見込まれている。  ブシロード<7803.T>=物色の矛先向かいストップ高。15日取引終了後、25年6月期連結業績予想について売上高を510億円から535億円(前期比15.6%増)へ、営業利益を30億円から41億5000万円(同4.7倍)へ上方修正すると発表した。引き続きエンターテイメント事業が順調に推移しているため。配当予想は従来予想を据え置いた。業績上方修正を好感した買いが集まっている。あわせて株主優待制度の拡充を発表しており、これも好感されている。現行では12月末を基準日に、保有株数に応じてブシロードオンラインストアで利用できるポイントを付与している。変更後は現行の優待に加え、新たに6月末・12月末を基準日にブシロードグループ主催の有料イベントへの招待(抽選)を優待内容として追加する。今年6月から変更を適用する。  ニッピ<7932.T>=切り返し急。同社は15日の取引終了後、25年3月期の連結決算と26年3月期の業績・配当予想を開示した。前期の配当に関しては8日に267円の大幅増額修正を行い、年間487円としていたが、今回これを再度増額し、年間600円で決定した。26年3月期の年間配当予想は前期比33円増配の633円を計画する。高水準の配当利回りに着目した買いが入ったようだ。26年3月期の売上高は前期比微減の490億円、経常利益は同5.1%増の38億円となる見通し。経常利益は2期ぶりに過去最高を更新する予想を示している。  LIFE CREATE<352A.T>=上値追い加速で一時ストップ高。同社は4月24日に東証グロース市場に新規上場した直近IPO銘柄で、ブティック型の女性向けフィットネススタジオの運営を行っている。ピラティススタジオを中心とした新規出店を進め顧客開拓が進んでおり、業績も目を見張る成長を示している。15日取引終了後に発表した25年3月期決算は売上高が前の期比37%増の84億9200万円、営業利益は同38%増の10億400万円と大幅な伸びを達成したが、続く26年3月期も売上高が前期比45%増の123億1500万円を見込み、営業利益は同41%増の14億2000万円予想と売上高・利益ともに前期から更に伸びが加速する見通しだ。これをポジティブ視する形で投資資金の攻勢が加速する格好となった。  ピアラ<7044.T>=物色人気集中でストップ高。美容や健康食品領域に特化したeコマースの販促支援事業を展開しており、商品開発及びブランディングに始まり顧客の囲い込みまで一気通貫で対応し、足もとトップラインの拡大が著しい。24年12月期の売上高は前の期比5割近い伸びを達成したが、25年12月期についても前期比18%増収の159億3600万円を見込み、営業損益も1億6100万円と念願の黒字化を果たす見通しにある。そうしたなか、15日取引終了後に発表した25年1~3月期決算では、売上高が前年同期比51%増の44億5600万円と急増しており、通期予想に対する進捗率も28%と順調。更に株主優待制度の新設を発表しており、その内容は毎年6月末と12月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に1万8000円分(年間合計で3万6000円分)のデジタルギフトを贈呈するというもので、これが投資マネーの琴線に触れた。株価は気配値のまま年初来高値圏に突入しているが、依然として400円台で値ごろ感があり、個人投資家を中心とした短期資金の旺盛な買い意欲が反映されている。  プラスアルファ・コンサルティング<4071.T>=急伸、一気に年初来高値更新。15日取引終了後に24年10月~25年3月期連結決算を発表。売上高は前年同期比26.5%増の81億7800万円、営業利益は同28.9%増の27億9200万円だった。人事管理システム「タレントパレット」などを手掛ける主力のHRソリューション事業が大きく伸びた。これが好感されている。  ヒューマンテクノロジーズ<5621.T>=急速人気化で上昇加速。中小企業を主要顧客に勤怠管理システムをクラウドサービスで提供するが、課金IDの増勢が顕著で収益拡大が続いている。15日取引終了後に発表した25年3月期決算は営業利益が前の期比79%増の9億3000万円と急拡大、続く26年3月期も同利益が前期比38%増の12億8500万円と大幅な伸びを続ける見通しにあり、これを好感する買いが流入している。更に好業績を背景に株主還元も強化し、前期の配当を従来計画の17円から20円50銭に上方修正したほか、今期配当については前期比7円50銭の増配となる28円を計画している。株主への配当政策に積極的な姿勢も評価されている。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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