注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が下支えとして意識される~
配信日時:2025/05/15 09:00
配信元:FISCO
*09:00JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株が下支えとして意識される~
15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■ハイテク株が下支えとして意識される
■KDDI、25/3営業利益 16.3%増 1兆1186億円、26/3予想 5.3%増 1兆1780億円
■前場の注目材料:テルモ、中国CDMO買収、初の海外拠点、ドイツ工場含め246億円
■ハイテク株が下支えとして意識される
15日の日本株市場は、売り先行で始まることになりそうだが、その後は底堅さが意識されよう。14日の米国市場は、NYダウが89ドル安、ナスダックは136ポイント高だった。米中貿易摩擦の緩和を期待した買いが先行して始まったが、その後は年内の利下げ期待の後退や米長期金利の上昇を警戒され、景気敏感株を中心に持ち高調整の売りが入った。一方で、エヌビディアが連日で強い動きをみせるなどハイテク株の一角が買われ、相場を下支えした。シカゴ日経225先物は大阪比420円安の37720円。円相場は1ドル=146円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで37640円まで売られたが、200日線(37560円)に接近してきたことで、過熱を冷ます調整としては一巡感が意識されてくる可能性はありそうだ。米国では景気敏感株を中心に下落が目立った一方で、ハイテク株の一角が買われているため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になるだろう。取引終了後に決算を発表したシスコシステムズは、堅調な業績見通しが好感され、時間外取引で上昇している。そのため、売り一巡後は底堅さが意識されてくるとみておきたい。
昨日の日経平均株価は買い一巡後は戻り売りに押される形だったが、200日線接近では下値の堅さが意識されており、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。決算シーズンの中での上昇だったこともあり、機関投資家などは売買を手控えていただろう。決算は本日で一巡することもあり、足もとの調整局面では、買いを入れやすい状況になりそうである。
物色としてはハイテク株のリバウンド狙いのほか、米ボーイングはカタール航空から過去最大規模の受注を獲得したと報じられていることから、航空機関連が注目されそうだ。航空機関連は関税への警戒から売られる場面もあったことから、買い戻しの動きが入りやすいだろう。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、KDDI<9433>、リコー<7752>、東急<9005>、日揮HD<1963>、洋缶HD<5901>、清水建<1803>、NOK<7240>、カネカ<4118>、セイノーHD<9076>、ブロドリーフ<3673>、弁護士コム<6027>、ダイワボHD<3107>などの動向が注目されそうだ。
■KDDI、25/3営業利益 16.3%増 1兆1186億円、26/3予想 5.3%増 1兆1780億円
KDDI<9433>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比2.8%増の5兆9179億5300万円、営業利益は同16.3%増の1兆1186億7400万円だった。26年3月期業績は、売上高が前期比7%増の6兆3300億円、営業利益は同5.3%増の1兆1780億円を計画。高付加価値化によるモバイル事業が好調に推移するほか、ローソンや金融事業の成長が寄与する。最大で4000億円の自社株買いを実施すると発表。
■前場の注目材料
・ボーイング、カタール航空から最大210機を受注
・シスコシステムズが時間外で上昇
・ナスダック総合指数は上昇(19146.81、+136.73)
・SOX指数は上昇(4960.74、+29.38)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・インフロニアHD<5076>三井住友建設を買収、TOB940億円規模
・椿本チエイン<6371>大同工業を完全子会社化、世界戦略加速
・テルモ<4543>中国CDMO買収、初の海外拠点、ドイツ工場含め246億円
・あおぞら銀行<8304>中計、大和証券Gとの提携効果100億円
・住友商事<8053>Si系産廃からSiC合成、東北大学と実証、再資源化に寄与
・双日<2768>IT機器処分一貫対応、法人向けサービス
・ミツバ<7280>ブラシレスルーフモーターをドイツ社と開発
・いすゞ自<7202>UDと、27年3月めどに国内販売機能の統合検討
・PILLAR<6490>電力監視センサー開発、設備の省エネ向け
・日立建機<6305>茨城に研究開発施設、革新的製品を創出
・東陽テクニカ<8151>測定機校正8割自動化、EMC試験用に
・マックス<6454>特大鉄筋径に対応、充電式結束機
・日立<6501>日立レール、英の通勤車両メンテ契約更新、456億円
・オムロン<6645>京都にパワエレ開発新拠点、技術系100人増員
・中山製鋼所<5408>大阪に新電炉、日本製鉄と合弁
・日本ゼオン<4205>位相差フィルム増産、300mm幅の新ライン
・ニチレキG<5011>中計下方修正、26年3月期の経常益73億円
・ヤクルト本社<2267>海外事業を強化、新中計、4極で商品開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・4月失業率(予想:4.1%、3月:4.1%) <ST>
■ハイテク株が下支えとして意識される
■KDDI、25/3営業利益 16.3%増 1兆1186億円、26/3予想 5.3%増 1兆1780億円
■前場の注目材料:テルモ、中国CDMO買収、初の海外拠点、ドイツ工場含め246億円
■ハイテク株が下支えとして意識される
15日の日本株市場は、売り先行で始まることになりそうだが、その後は底堅さが意識されよう。14日の米国市場は、NYダウが89ドル安、ナスダックは136ポイント高だった。米中貿易摩擦の緩和を期待した買いが先行して始まったが、その後は年内の利下げ期待の後退や米長期金利の上昇を警戒され、景気敏感株を中心に持ち高調整の売りが入った。一方で、エヌビディアが連日で強い動きをみせるなどハイテク株の一角が買われ、相場を下支えした。シカゴ日経225先物は大阪比420円安の37720円。円相場は1ドル=146円60銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで37640円まで売られたが、200日線(37560円)に接近してきたことで、過熱を冷ます調整としては一巡感が意識されてくる可能性はありそうだ。米国では景気敏感株を中心に下落が目立った一方で、ハイテク株の一角が買われているため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になるだろう。取引終了後に決算を発表したシスコシステムズは、堅調な業績見通しが好感され、時間外取引で上昇している。そのため、売り一巡後は底堅さが意識されてくるとみておきたい。
昨日の日経平均株価は買い一巡後は戻り売りに押される形だったが、200日線接近では下値の堅さが意識されており、押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。決算シーズンの中での上昇だったこともあり、機関投資家などは売買を手控えていただろう。決算は本日で一巡することもあり、足もとの調整局面では、買いを入れやすい状況になりそうである。
物色としてはハイテク株のリバウンド狙いのほか、米ボーイングはカタール航空から過去最大規模の受注を獲得したと報じられていることから、航空機関連が注目されそうだ。航空機関連は関税への警戒から売られる場面もあったことから、買い戻しの動きが入りやすいだろう。そのほか、昨夕決算を発表したところでは、KDDI<9433>、リコー<7752>、東急<9005>、日揮HD<1963>、洋缶HD<5901>、清水建<1803>、NOK<7240>、カネカ<4118>、セイノーHD<9076>、ブロドリーフ<3673>、弁護士コム<6027>、ダイワボHD<3107>などの動向が注目されそうだ。
■KDDI、25/3営業利益 16.3%増 1兆1186億円、26/3予想 5.3%増 1兆1780億円
KDDI<9433>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比2.8%増の5兆9179億5300万円、営業利益は同16.3%増の1兆1186億7400万円だった。26年3月期業績は、売上高が前期比7%増の6兆3300億円、営業利益は同5.3%増の1兆1780億円を計画。高付加価値化によるモバイル事業が好調に推移するほか、ローソンや金融事業の成長が寄与する。最大で4000億円の自社株買いを実施すると発表。
■前場の注目材料
・ボーイング、カタール航空から最大210機を受注
・シスコシステムズが時間外で上昇
・ナスダック総合指数は上昇(19146.81、+136.73)
・SOX指数は上昇(4960.74、+29.38)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・インフロニアHD<5076>三井住友建設を買収、TOB940億円規模
・椿本チエイン<6371>大同工業を完全子会社化、世界戦略加速
・テルモ<4543>中国CDMO買収、初の海外拠点、ドイツ工場含め246億円
・あおぞら銀行<8304>中計、大和証券Gとの提携効果100億円
・住友商事<8053>Si系産廃からSiC合成、東北大学と実証、再資源化に寄与
・双日<2768>IT機器処分一貫対応、法人向けサービス
・ミツバ<7280>ブラシレスルーフモーターをドイツ社と開発
・いすゞ自<7202>UDと、27年3月めどに国内販売機能の統合検討
・PILLAR<6490>電力監視センサー開発、設備の省エネ向け
・日立建機<6305>茨城に研究開発施設、革新的製品を創出
・東陽テクニカ<8151>測定機校正8割自動化、EMC試験用に
・マックス<6454>特大鉄筋径に対応、充電式結束機
・日立<6501>日立レール、英の通勤車両メンテ契約更新、456億円
・オムロン<6645>京都にパワエレ開発新拠点、技術系100人増員
・中山製鋼所<5408>大阪に新電炉、日本製鉄と合弁
・日本ゼオン<4205>位相差フィルム増産、300mm幅の新ライン
・ニチレキG<5011>中計下方修正、26年3月期の経常益73億円
・ヤクルト本社<2267>海外事業を強化、新中計、4極で商品開発
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・4月失業率(予想:4.1%、3月:4.1%) <ST>
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