注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる~
配信日時:2025/05/09 08:39
配信元:FISCO
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる~
9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる
■任天堂、25/3営業利益 46.6%減 2825億円、26/3予想 13.3%増 3200億円
■前場の注目材料:トヨタ自、通期見通し営業益3.8兆円、米関税・円高重荷に
■米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる
9日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが254ドル高、ナスダックは189ポイント高だった。トランプ米大統領は、関税措置をめぐる交渉で英国と合意したと発表したことを受けて買いが先行した。トランプ大統領が協議次第で対中関税の引き下げの可能性に言及し、米中協議の進展期待から一時650ドル超上げる場面もあった。ただし、トランプ大統領は、所得250万ドル以上の富裕層に増税を求めるとの一部報道を受け、終盤にかけて上げ幅を縮めた。シカゴ日経225先物は大阪比330円高の37470円。円相場は1ドル=145円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37680円まで買われる場面もみられ、200日線(37620円)を捉えてきた。同線を明確に上抜けてくるようだと、ショートカバーが強まりやすいと考えられ、インデックスに絡んだ先物主導での上昇が意識されそうだ。
日経平均株価は37000円を目前に足踏みしているが、同水準突破から75日線(37109円)を上抜けてくることで200日線が位置する37960円処が意識されてくるだろう。米中協議の動向を見極めたいほか、週末要因もあって積極的な上値追いの買いは限られる可能性はありそうだが、売り方にとってはニュートラルに近づける形での買い戻しが入りやすいと考えられ、買い一巡後にこう着感が強まる局面では押し目狙いの買いスタンスになるだろう。
前日にストップ高をつけたNTTデータ<9613>はTOB価格にサヤ寄せすることで、日経平均株価を押し上げることになりそうだ。ハイテク株への物色が続くとみられるほか、為替市場では円相場が円安に振れて推移しているなか、自動車など輸出関連への買いが意識されそうである。決算がピークを迎えるなか、前日の引け後に決算を発表したところでは、フクダ電子<6960>、ソネック<1768>、シグマクシス<6088>、デジアーツ<2326>、椿本興<8052>、プラッツ<7813>、フレクト<4414>などが注目されよう。
■任天堂、25/3営業利益 46.6%減 2825億円、26/3予想 13.3%増 3200億円
任天堂<7974>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比30.3%減の1兆1649億2200万円、営業利益は同46.6%減の2825億5300万円だった。Nintendo Switchビジネスは新作タイトルが順調に販売を伸ばした。ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトの売上が減少したほか、モバイル・IP関連収入等について、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」による映画関連の売上が減少。26年3月期業績は、売上高が前期比63.1%増の1兆9000億円、営業利益は同13.3%増の3200億円を計画。コンセンサス(4300億円)を下回る。
■前場の注目材料
・米英貿易協定合意
・日経平均株価は上昇(36928.63、+148.97)
・NYダウは上昇(41368.45、+254.48)
・ナスダック総合指数は上昇(17928.14、+189.98)
・SOX指数は上昇(4430.44、+44.08)
・シカゴ日経225先物は上昇(37470、+330)
・VIX指数は低下(22.48、-1.07)
・為替相場は円安・ドル高(145.90-146.00)
・米原油先物相場は上昇(59.91、+1.84)
・トヨタ自<7203>通期見通し営業益3.8兆円、米関税・円高重荷に
・ニデック<6594>TOB撤回、牧野フ対抗策で損害の恐れ
・芝浦電子<6957>ヤゲオ、6200円に上げ、芝浦電子TOB、ミネベア上回る
・JUKI<6440>縫製・産機IoT支援、工場の生産効率化
・千代化建<6366>平均純利益150億円、3カ年中計、国内プロ拡大など重点
・兼松<8020>グループ一体で顧客課題解決、部門間連携、2万社に最適解
・丸紅<8002>低炭素水素・アンモニアプロ参画、30年度から神鋼に供給
・住友商事<8053>硫酸供給でタイ社と合弁、現地でタンクターミナル運営
・三菱UFJ<8306>さぁ、世界を驚かせに行こう!新興支援の方針発表
・トヨタ自<7203>4月の新車販売、トヨタ「ヤリス」首位 10.8%増、一部改良効果
・住友ゴム<5110>「ダンロップ」商標権取得、906億円など支払い
・日阪製作所<6247>食品・医薬向け殺菌装置 蒸気使用量を半減
・NEC<6701>10月に新拠点、日本のサイバー空間を守る
・村田製作所<6981>ベトナムにコイル製品の新棟、来年9月めど完成
・富士フイルムHD<4901>半導体強化で印タタと提携
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 3月現金給与総額(2月:前年比+2.7%)
<海外>
・時間未定 中国・4月貿易収支(米ドルベース)(3月:+1026.4億ドル) <ST>
■米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる
■任天堂、25/3営業利益 46.6%減 2825億円、26/3予想 13.3%増 3200億円
■前場の注目材料:トヨタ自、通期見通し営業益3.8兆円、米関税・円高重荷に
■米英貿易協定合意で米中協議の進展期待高まる
9日の日本株市場は、買い先行で始まることになりそうだ。8日の米国市場は、NYダウが254ドル高、ナスダックは189ポイント高だった。トランプ米大統領は、関税措置をめぐる交渉で英国と合意したと発表したことを受けて買いが先行した。トランプ大統領が協議次第で対中関税の引き下げの可能性に言及し、米中協議の進展期待から一時650ドル超上げる場面もあった。ただし、トランプ大統領は、所得250万ドル以上の富裕層に増税を求めるとの一部報道を受け、終盤にかけて上げ幅を縮めた。シカゴ日経225先物は大阪比330円高の37470円。円相場は1ドル=145円80銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時37680円まで買われる場面もみられ、200日線(37620円)を捉えてきた。同線を明確に上抜けてくるようだと、ショートカバーが強まりやすいと考えられ、インデックスに絡んだ先物主導での上昇が意識されそうだ。
日経平均株価は37000円を目前に足踏みしているが、同水準突破から75日線(37109円)を上抜けてくることで200日線が位置する37960円処が意識されてくるだろう。米中協議の動向を見極めたいほか、週末要因もあって積極的な上値追いの買いは限られる可能性はありそうだが、売り方にとってはニュートラルに近づける形での買い戻しが入りやすいと考えられ、買い一巡後にこう着感が強まる局面では押し目狙いの買いスタンスになるだろう。
前日にストップ高をつけたNTTデータ<9613>はTOB価格にサヤ寄せすることで、日経平均株価を押し上げることになりそうだ。ハイテク株への物色が続くとみられるほか、為替市場では円相場が円安に振れて推移しているなか、自動車など輸出関連への買いが意識されそうである。決算がピークを迎えるなか、前日の引け後に決算を発表したところでは、フクダ電子<6960>、ソネック<1768>、シグマクシス<6088>、デジアーツ<2326>、椿本興<8052>、プラッツ<7813>、フレクト<4414>などが注目されよう。
■任天堂、25/3営業利益 46.6%減 2825億円、26/3予想 13.3%増 3200億円
任天堂<7974>が発表した2025年3月期業績は、売上高が前期比30.3%減の1兆1649億2200万円、営業利益は同46.6%減の2825億5300万円だった。Nintendo Switchビジネスは新作タイトルが順調に販売を伸ばした。ゲーム専用機におけるデジタルビジネスでは、Nintendo Switchのパッケージ併売ダウンロードソフトの売上が減少したほか、モバイル・IP関連収入等について、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」による映画関連の売上が減少。26年3月期業績は、売上高が前期比63.1%増の1兆9000億円、営業利益は同13.3%増の3200億円を計画。コンセンサス(4300億円)を下回る。
■前場の注目材料
・米英貿易協定合意
・日経平均株価は上昇(36928.63、+148.97)
・NYダウは上昇(41368.45、+254.48)
・ナスダック総合指数は上昇(17928.14、+189.98)
・SOX指数は上昇(4430.44、+44.08)
・シカゴ日経225先物は上昇(37470、+330)
・VIX指数は低下(22.48、-1.07)
・為替相場は円安・ドル高(145.90-146.00)
・米原油先物相場は上昇(59.91、+1.84)
・トヨタ自<7203>通期見通し営業益3.8兆円、米関税・円高重荷に
・ニデック<6594>TOB撤回、牧野フ対抗策で損害の恐れ
・芝浦電子<6957>ヤゲオ、6200円に上げ、芝浦電子TOB、ミネベア上回る
・JUKI<6440>縫製・産機IoT支援、工場の生産効率化
・千代化建<6366>平均純利益150億円、3カ年中計、国内プロ拡大など重点
・兼松<8020>グループ一体で顧客課題解決、部門間連携、2万社に最適解
・丸紅<8002>低炭素水素・アンモニアプロ参画、30年度から神鋼に供給
・住友商事<8053>硫酸供給でタイ社と合弁、現地でタンクターミナル運営
・三菱UFJ<8306>さぁ、世界を驚かせに行こう!新興支援の方針発表
・トヨタ自<7203>4月の新車販売、トヨタ「ヤリス」首位 10.8%増、一部改良効果
・住友ゴム<5110>「ダンロップ」商標権取得、906億円など支払い
・日阪製作所<6247>食品・医薬向け殺菌装置 蒸気使用量を半減
・NEC<6701>10月に新拠点、日本のサイバー空間を守る
・村田製作所<6981>ベトナムにコイル製品の新棟、来年9月めど完成
・富士フイルムHD<4901>半導体強化で印タタと提携
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 3月現金給与総額(2月:前年比+2.7%)
<海外>
・時間未定 中国・4月貿易収支(米ドルベース)(3月:+1026.4億ドル) <ST>
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