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ダイキアクシス Research Memo(8):2025年12月期は引き続き増収増益を見込む

配信日時:2025/04/24 12:18 配信元:FISCO
*12:18JST ダイキアクシス Research Memo(8):2025年12月期は引き続き増収増益を見込む ■ダイキアクシス<4245>の業績見通し

1. 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期の業績予想は、売上高を前期比2.1%増の47,800百万円、営業利益を同4.9%増の1,100百万円、経常利益を同0.7%増の1,150百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同84.6%増の650百万円と引き続き増収増益を見込んでいる。

売上高では、主要3事業がそれぞれ増収を確保する見通しである。「環境機器関連事業」では、国内における営業体制の強化や海外事業の伸び(インド、バングラデシュの安定稼働)が増収に寄与すると見込み、「住宅機器関連事業」では、引き続き住機部門工事の伸びやホームセンター商材の回復を見込んでいる。「再生可能エネルギー関連事業」では、安定した売電収益に加え、バイオディーゼル燃料における販路拡大(商社との連携等)及びグリーンデータセンター事業の拡大により伸長する想定だ。

利益面では、大型案件のはく落により「環境機器関連事業」が減益となるものの、「住宅機器関連事業」及び「再生可能エネルギー関連事業」の底上げによりカバーし増益を見込む。営業利益率は2.3%(前期は2.2%)とわずかに改善する見通しである。

2. 弊社の見方
世界経済の不安定な動きには注意が必要であるものの、各事業においてこれまで進めてきた取り組みが軌道に乗ってきたことを勘案すれば、同社予想は十分に達成可能であると弊社では見ている。特に、インドでの新工場の本格稼働を含め、成長基盤が整ってきた海外事業(環境機器関連事業)の伸びや、住宅機器関連事業における構造的な変化(新商材やサービスの導入、高付加価値化など)の動き、バイオディーゼル燃料(再生可能エネルギー関連事業)の販路拡大に向けたスピードなどに注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

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