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前場に注目すべき3つのポイント~米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス~
配信日時:2025/04/17 08:32
配信元:FISCO
*08:32JST 前場に注目すべき3つのポイント~米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス~
17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス
■ヤマナカ、25/3上方修正 営業利益 5.85億円←3.50億円
■前場の注目材料:イクヨ、ドイツ部品子会社を傘下に、中国に拠点
■米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス
17日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まるものの、底堅さは意識されそうだ。16日の米国市場は、NYダウが699ドル安、ナスダックは516ポイント安だった。エヌビディアやASMLホールディングの下げが嫌気された。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、関税を巡る不確実性により当面金融政策を据え置く方針を再表明したことで下げ幅を広げた。シカゴ日経225先物は大阪比85円安の33835円。円相場は1ドル=141円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場はエヌビディアやASMLホールディングの下落の影響が大きかったが、東京市場では前日の段階で織り込まれているため、売り一巡後は押し目狙いの動きに向かわせそうである。日経平均株価はボリンジャーバンドの-1σ(33635円)辺りで下げ止まりをみせてくることができれば、-1σが支持線として意識されてくる可能性はあるだろう。
エヌビディアやASMLホールディングの下落により、前日のアドバンテスト<6857>は6%を超える下落となった。節目の5000円を割り込まずに底堅さがみられてくるようだと、安心感につながり、売り方の買い戻しを誘う流れに向かわせそうである。為替市場では1ドル=141円後半と円高に振れて推移しており、輸出関連などは手控えられやすく、リバランスの動きからも売り一巡後のハイテク株の動向が注目される。
赤沢亮正経済再生担当相は現在、ベッセント財務長官らと関税政策を巡る交渉協議に臨んでいる。トランプ米大統領が協議への出席の意向を示したことで、協議の動向が注目されるだろう。関連するヘッドラインに先物市場は敏感に反応する可能性もあるため、短期的な売買は活発になりそうだ。荒い値動きには警戒しておきたいが、米中に関しては、中国は米国が敬意示し交渉責任者指名なら、交渉に応じる用意があると報じられていることもあり、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
■ヤマナカ、25/3上方修正 営業利益 5.85億円←3.50億円
ヤマナカ<8190>は2025年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を3.50億円から5.85億円に上方修正した。売上高に営業収入を加えた営業収益は、物価高騰や実質賃金の減少による節約志向のなか、前回予想を下回る見込みとなった。利益面では粗利益高の上昇や経費削減により、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・米原油先物相場は上昇(61.83、+1.08)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・豊田織<6201>東北大学発新興と宇宙産業向け耐熱材開発へ
・エーザイ<4523>アルツハイマー治療薬、欧州で販売承認取得
・豊田合成<7282>「ジャストインタイム」供給、1日96回、集荷自動化
・住友ゴム<5110>水素24時間製造、タイヤ加硫工程CO2削減
・ヤマハ発<7272>英ローラカーズと、EV国際レースで提携継続
・イクヨ<7273>ドイツ部品子会社を傘下に、中国に拠点
・野村不動産HD<3231>横浜で自動倉庫シェア、IHIと物流施設
・東陽テクニカ<8151>EV試験設備拡充、急速充電規格に対応
・ステラファーマ<4888>複数胸部がんに中性子捕捉療法、住友重機械工業などと治験
・三菱ロジスネクスト<7105>高機能コンテナターミナルゲート納入、大阪夢洲に
・ブルーイノベーション<5597>検査飛行ドローン認証取得、海事協から
・ソニーG<6758>世界最小・最軽量級のライダー、40メートル先測距
・小松マテーレ<3580>構造部材に炭素繊維、万博NTTパビリオンに採用
・三井化学<4183>韓国スタートアップに出資、ロボ分野開拓
・住友林業<1911>アジア強化、住宅開発、30年に3000戸規模に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・8:50 3月貿易収支(予想:+4649億円、2月+5905億円)
<海外>
・07:45 NZ・1-3月期消費者物価指数(予想:前年同期比+2.3%、前回+2.2%)
・10:30 豪・3月失業率(予想:4.2%、2月4.1%) <ST>
■米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス
■ヤマナカ、25/3上方修正 営業利益 5.85億円←3.50億円
■前場の注目材料:イクヨ、ドイツ部品子会社を傘下に、中国に拠点
■米交渉への思惑から押し目狙いのスタンス
17日の日本株市場は、売り一巡後はこう着感が強まるものの、底堅さは意識されそうだ。16日の米国市場は、NYダウが699ドル安、ナスダックは516ポイント安だった。エヌビディアやASMLホールディングの下げが嫌気された。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が講演で、関税を巡る不確実性により当面金融政策を据え置く方針を再表明したことで下げ幅を広げた。シカゴ日経225先物は大阪比85円安の33835円。円相場は1ドル=141円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになりそうだ。米国市場はエヌビディアやASMLホールディングの下落の影響が大きかったが、東京市場では前日の段階で織り込まれているため、売り一巡後は押し目狙いの動きに向かわせそうである。日経平均株価はボリンジャーバンドの-1σ(33635円)辺りで下げ止まりをみせてくることができれば、-1σが支持線として意識されてくる可能性はあるだろう。
エヌビディアやASMLホールディングの下落により、前日のアドバンテスト<6857>は6%を超える下落となった。節目の5000円を割り込まずに底堅さがみられてくるようだと、安心感につながり、売り方の買い戻しを誘う流れに向かわせそうである。為替市場では1ドル=141円後半と円高に振れて推移しており、輸出関連などは手控えられやすく、リバランスの動きからも売り一巡後のハイテク株の動向が注目される。
赤沢亮正経済再生担当相は現在、ベッセント財務長官らと関税政策を巡る交渉協議に臨んでいる。トランプ米大統領が協議への出席の意向を示したことで、協議の動向が注目されるだろう。関連するヘッドラインに先物市場は敏感に反応する可能性もあるため、短期的な売買は活発になりそうだ。荒い値動きには警戒しておきたいが、米中に関しては、中国は米国が敬意示し交渉責任者指名なら、交渉に応じる用意があると報じられていることもあり、押し目狙いのスタンスに向かわせよう。
■ヤマナカ、25/3上方修正 営業利益 5.85億円←3.50億円
ヤマナカ<8190>は2025年3月期業績予想の修正を発表。営業利益を3.50億円から5.85億円に上方修正した。売上高に営業収入を加えた営業収益は、物価高騰や実質賃金の減少による節約志向のなか、前回予想を下回る見込みとなった。利益面では粗利益高の上昇や経費削減により、営業利益、経常利益は前回予想を上回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・米原油先物相場は上昇(61.83、+1.08)
・米長期金利は低下
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・豊田織<6201>東北大学発新興と宇宙産業向け耐熱材開発へ
・エーザイ<4523>アルツハイマー治療薬、欧州で販売承認取得
・豊田合成<7282>「ジャストインタイム」供給、1日96回、集荷自動化
・住友ゴム<5110>水素24時間製造、タイヤ加硫工程CO2削減
・ヤマハ発<7272>英ローラカーズと、EV国際レースで提携継続
・イクヨ<7273>ドイツ部品子会社を傘下に、中国に拠点
・野村不動産HD<3231>横浜で自動倉庫シェア、IHIと物流施設
・東陽テクニカ<8151>EV試験設備拡充、急速充電規格に対応
・ステラファーマ<4888>複数胸部がんに中性子捕捉療法、住友重機械工業などと治験
・三菱ロジスネクスト<7105>高機能コンテナターミナルゲート納入、大阪夢洲に
・ブルーイノベーション<5597>検査飛行ドローン認証取得、海事協から
・ソニーG<6758>世界最小・最軽量級のライダー、40メートル先測距
・小松マテーレ<3580>構造部材に炭素繊維、万博NTTパビリオンに採用
・三井化学<4183>韓国スタートアップに出資、ロボ分野開拓
・住友林業<1911>アジア強化、住宅開発、30年に3000戸規模に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・8:50 3月貿易収支(予想:+4649億円、2月+5905億円)
<海外>
・07:45 NZ・1-3月期消費者物価指数(予想:前年同期比+2.3%、前回+2.2%)
・10:30 豪・3月失業率(予想:4.2%、2月4.1%) <ST>
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