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ブロードエンター Research Memo(1):2024年12月期は9期連続の増収で過去最高売上を更新
配信日時:2025/04/14 12:01
配信元:FISCO
*12:01JST ブロードエンター Research Memo(1):2024年12月期は9期連続の増収で過去最高売上を更新
■要約
ブロードエンタープライズ<4415>は、マンション向けインターネットサービス事業を展開している。マンション・アパートの空室対策になるオーナー向け入居者無料インターネット設備「B-CUBIC」「B-CUBIC Next」と、月額払いでオーナーの初期投資を抑えながら宅内IoTリノベーションを実現できる「BRO-ROOM」を軸に、集合住宅の付加価値を高め、マンションオーナーのキャッシュ・フローを最大化するためのサービスを提供している。サービスの特徴は、債権流動化の仕組みを活用して「初期導入費用ゼロ円」で導入できる仕組みの構築である。これにより不動産オーナーの初期投資を抑制しながら、物件の価値向上を実現している。
1. 2024年12月期の業績概要
2024年12月期の業績は、売上高が前期比18.7%増の4,697百万円、営業利益が同45.5%増の738百万円、経常利益が同55.2%増の564百万円、当期純利益が同5.5%増の346百万円となり、売上高は9期連続で過去最高を更新した。事業の一番の成果は、初期導入費用ゼロ円のファイナンススキーム「BRO-ZERO」を軸に事業領域を拡大し、顧客基盤の強化を図れたこと、また、売上高増加の大部分を「BRO-ROOM」がけん引した。9期連続増収となったほか、粗利額の増加に加え、販管費を抑えたことで営業利益・経常利益ともに前期に続いて過去最高更新となっている。
2. 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期の業績に関しては、売上高で前期比27.7%増の6,000百万円、営業利益で同22.5%増の905百万円、経常利益で同16.1%増の655百万円、当期純利益で同15.6%増の400百万円を見込んでいる。年を追うごとに深刻化する空き家問題が同社にとってビジネスチャンスを生むことになるが、足元における集合住宅の付加価値を高めるニーズも、インターネット環境整備、IoTデバイスや管理効率を向上させるDX設備、外装・内装の修繕とリノベーションなど広範囲で高く、収益環境は良好だ。そうしたなかで、「B-CUBIC」「BRO-LOCK」「BRO-ROOM」「BRO-WALL」の提供戸数・室数・棟数の増加を図るとともに、不動産経営の収支を改善させるAIシステムの開発を推進、さらには初期導入費用ゼロ円のファイナンススキーム「BRO-ZERO」を掛け合わせて収益拡大を目指す。
3. 中期の成長戦略
同社は2024年2月、中期経営計画を策定し、「AIシステムによるリード獲得とファイナンススキームの強みを掛け合わることで、ターゲットと市場を拡大し、地方創生・活性化」を目指す。「既存事業の着実なシェア拡大」「新規事業の創出」を推進しながら、M&Aも視野に入れた「新規事業領域への挑戦」によって企業価値を向上させる考えだ。財務の健全性を確保しつつ、積極的な成長投資の実行により、2026年12月期に売上高74.8億円、営業利益14.8億円(営業利益率19.8%)、経常利益10.0億円を達成する計画である。2027年12月期以降は時価総額約280億円、売上高100億円の達成とプライム市場への指定替えを目指す。
■Key Points
・「B-CUBIC」と「BRO-ROOM」を軸に、物件の価値向上を実現する商材・サービスを包括的に提供
・2024年12月期は9期連続増収で過去最高の売上高を更新。2025年12月期も増収増益を見込む
・AIとファイナンスを強みとしたターゲットと市場の拡大を中期経営計画で標榜
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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ブロードエンタープライズ<4415>は、マンション向けインターネットサービス事業を展開している。マンション・アパートの空室対策になるオーナー向け入居者無料インターネット設備「B-CUBIC」「B-CUBIC Next」と、月額払いでオーナーの初期投資を抑えながら宅内IoTリノベーションを実現できる「BRO-ROOM」を軸に、集合住宅の付加価値を高め、マンションオーナーのキャッシュ・フローを最大化するためのサービスを提供している。サービスの特徴は、債権流動化の仕組みを活用して「初期導入費用ゼロ円」で導入できる仕組みの構築である。これにより不動産オーナーの初期投資を抑制しながら、物件の価値向上を実現している。
1. 2024年12月期の業績概要
2024年12月期の業績は、売上高が前期比18.7%増の4,697百万円、営業利益が同45.5%増の738百万円、経常利益が同55.2%増の564百万円、当期純利益が同5.5%増の346百万円となり、売上高は9期連続で過去最高を更新した。事業の一番の成果は、初期導入費用ゼロ円のファイナンススキーム「BRO-ZERO」を軸に事業領域を拡大し、顧客基盤の強化を図れたこと、また、売上高増加の大部分を「BRO-ROOM」がけん引した。9期連続増収となったほか、粗利額の増加に加え、販管費を抑えたことで営業利益・経常利益ともに前期に続いて過去最高更新となっている。
2. 2025年12月期の業績見通し
2025年12月期の業績に関しては、売上高で前期比27.7%増の6,000百万円、営業利益で同22.5%増の905百万円、経常利益で同16.1%増の655百万円、当期純利益で同15.6%増の400百万円を見込んでいる。年を追うごとに深刻化する空き家問題が同社にとってビジネスチャンスを生むことになるが、足元における集合住宅の付加価値を高めるニーズも、インターネット環境整備、IoTデバイスや管理効率を向上させるDX設備、外装・内装の修繕とリノベーションなど広範囲で高く、収益環境は良好だ。そうしたなかで、「B-CUBIC」「BRO-LOCK」「BRO-ROOM」「BRO-WALL」の提供戸数・室数・棟数の増加を図るとともに、不動産経営の収支を改善させるAIシステムの開発を推進、さらには初期導入費用ゼロ円のファイナンススキーム「BRO-ZERO」を掛け合わせて収益拡大を目指す。
3. 中期の成長戦略
同社は2024年2月、中期経営計画を策定し、「AIシステムによるリード獲得とファイナンススキームの強みを掛け合わることで、ターゲットと市場を拡大し、地方創生・活性化」を目指す。「既存事業の着実なシェア拡大」「新規事業の創出」を推進しながら、M&Aも視野に入れた「新規事業領域への挑戦」によって企業価値を向上させる考えだ。財務の健全性を確保しつつ、積極的な成長投資の実行により、2026年12月期に売上高74.8億円、営業利益14.8億円(営業利益率19.8%)、経常利益10.0億円を達成する計画である。2027年12月期以降は時価総額約280億円、売上高100億円の達成とプライム市場への指定替えを目指す。
■Key Points
・「B-CUBIC」と「BRO-ROOM」を軸に、物件の価値向上を実現する商材・サービスを包括的に提供
・2024年12月期は9期連続増収で過去最高の売上高を更新。2025年12月期も増収増益を見込む
・AIとファイナンスを強みとしたターゲットと市場の拡大を中期経営計画で標榜
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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