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ウェルネット:マルチペイメントサービスが主力、今後も地域密着フィンテックの提供を推進
配信日時:2025/04/14 11:16
配信元:FISCO
*11:16JST ウェルネット:マルチペイメントサービスが主力、今後も地域密着フィンテックの提供を推進
ウェルネット<2428>は、BtoB 決済・認証サービスを提供している。顧客にシステムと自社サービスへのアクセスを提供する SaaSスタイルを 2000 年当時から導入した、先進的な企業となる。中核事業はマルチペイメントサービスで、導入顧客はクレジットカードや電子マネーによるキャッシュレス決済のほか、コンビニエンスストアでの現金決済、オンラインバンキング決済、決済アプリなどが利用できる。主要顧客は、EC 事業者、航空会社、鉄道・バス会社、コンビニエンスストア、オンラインショッピングのプラットフォーマーのほか、電力会社、保険会社、銀行など約 3,000 社もの国内企業と取引がある。
また、鉄道、航空、高速バスなど運輸業界向けのマルチペイメントサービスに強みを持っている。航空・JR などは独自にハウスカードを発行してクレジット決済を行っているが、同社はそれ以外のコンビニ・ペイジーネットバンクなどの決済を提供。特に2001年より日本で初めて提供を開始したバスチケット発券は、国内ほとんどのバス会社と取引、定期・回数券・企画券などを含め、圧倒的なシェアを誇っている。そのほか、銀行口座と連携できる電子マネー対応スマホサービス「支払秘書」を2017年にリリース、国内多くの電力会社に採用された。
2025年6月期上期時点のカテゴリー別売上高構成比は、ビリング10.0%、Eビリング77.2%、送金5.3%、SaaS(決済+α)3.6%、その他3.9%。過去1年間に取引があるものを有効アカウントとして集計したアカウント数(OEM含む)では、ビリング392、Eビリング4,917、送金338、SaaS(決済+α)259、その他22と合計5,928アカウントとなっている。
2025年6月期上期累計の売上高は前年同期比14.3%増の5,599百万円、経常利益が同45.3%増の819百万円で着地した。主力商材の「マルチペイメント」「送金サービス」の需要が引き続き拡大したほか、コンビニ決済手数料の価格改定対応で利益率が向上した。足元も、2024年6月よりサービスを開始した「スルッとQRtto(クルット)」の基幹システムであるクラウドサービス「アルタイルトリプルスター」の機能拡充による交通事業者へのDX化支援を推進するほか、大規模開発の成果物である「組み込み型電子マネーサービス」についても、各企業が自社マネーとして利用できる対応を進める等、引き続き次世代を見越したサービス展開の準備を行っている。通期では売上高が前期比18.4%増の12,000百万円、経常利益が同22.6%増となる1,500百万円を見込む。
同社は中期3ヶ年計画を開示しており、今期が最終年度となる。「ペーパーレス化」「キャッシュレス化」に取り組み、重点施策「電子決済」「交通業界向けIT化プロジェクト/MaaS事業」などを推進、その文脈上にある生活密着フィンテック・プラットフォームを見据えた施策を行っており、会員管理のDX化ツール「ekaiin.com(e会員ドットコム)」の利用拡大や電子請求書発行及び保存を行う新サービス「しまえーる」の提供など、高付加価値商材を提供することで「決済+αプラットフォーム拡大」に注力している。また、日本通信との協働による「安全・安心・快適・便利な」電子マネーOEM版を開発中で、企業の「決済内製化」ニーズ支援ソリューションも想定している。
株主還元では、配当性向50%を維持しており、支払秘書ポイント500円分贈呈を継続予定。2025年6月期の一株当たり配当は26.46円を見込んでいる(配当利回り3.86%)。引き続き地域密着フィンテックの提供や本社のある北海道を中心とした地域社会への貢献を掲げており、業績の右肩上がりの成長が続いてきた同社に今後も注目しておきたい。
<HM>
また、鉄道、航空、高速バスなど運輸業界向けのマルチペイメントサービスに強みを持っている。航空・JR などは独自にハウスカードを発行してクレジット決済を行っているが、同社はそれ以外のコンビニ・ペイジーネットバンクなどの決済を提供。特に2001年より日本で初めて提供を開始したバスチケット発券は、国内ほとんどのバス会社と取引、定期・回数券・企画券などを含め、圧倒的なシェアを誇っている。そのほか、銀行口座と連携できる電子マネー対応スマホサービス「支払秘書」を2017年にリリース、国内多くの電力会社に採用された。
2025年6月期上期時点のカテゴリー別売上高構成比は、ビリング10.0%、Eビリング77.2%、送金5.3%、SaaS(決済+α)3.6%、その他3.9%。過去1年間に取引があるものを有効アカウントとして集計したアカウント数(OEM含む)では、ビリング392、Eビリング4,917、送金338、SaaS(決済+α)259、その他22と合計5,928アカウントとなっている。
2025年6月期上期累計の売上高は前年同期比14.3%増の5,599百万円、経常利益が同45.3%増の819百万円で着地した。主力商材の「マルチペイメント」「送金サービス」の需要が引き続き拡大したほか、コンビニ決済手数料の価格改定対応で利益率が向上した。足元も、2024年6月よりサービスを開始した「スルッとQRtto(クルット)」の基幹システムであるクラウドサービス「アルタイルトリプルスター」の機能拡充による交通事業者へのDX化支援を推進するほか、大規模開発の成果物である「組み込み型電子マネーサービス」についても、各企業が自社マネーとして利用できる対応を進める等、引き続き次世代を見越したサービス展開の準備を行っている。通期では売上高が前期比18.4%増の12,000百万円、経常利益が同22.6%増となる1,500百万円を見込む。
同社は中期3ヶ年計画を開示しており、今期が最終年度となる。「ペーパーレス化」「キャッシュレス化」に取り組み、重点施策「電子決済」「交通業界向けIT化プロジェクト/MaaS事業」などを推進、その文脈上にある生活密着フィンテック・プラットフォームを見据えた施策を行っており、会員管理のDX化ツール「ekaiin.com(e会員ドットコム)」の利用拡大や電子請求書発行及び保存を行う新サービス「しまえーる」の提供など、高付加価値商材を提供することで「決済+αプラットフォーム拡大」に注力している。また、日本通信との協働による「安全・安心・快適・便利な」電子マネーOEM版を開発中で、企業の「決済内製化」ニーズ支援ソリューションも想定している。
株主還元では、配当性向50%を維持しており、支払秘書ポイント500円分贈呈を継続予定。2025年6月期の一株当たり配当は26.46円を見込んでいる(配当利回り3.86%)。引き続き地域密着フィンテックの提供や本社のある北海道を中心とした地域社会への貢献を掲げており、業績の右肩上がりの成長が続いてきた同社に今後も注目しておきたい。
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