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WACUL---25年2月期増収、ROI向上に加えて新規顧客開拓および既存顧客の継続と拡大に注力
配信日時:2025/04/11 15:16
配信元:FISCO
*15:16JST WACUL---25年2月期増収、ROI向上に加えて新規顧客開拓および既存顧客の継続と拡大に注力
WACUL<4173>は10日、2025年2月期決算を発表した。売上高が前期比1.7%増の18.48億円、営業利益が同45.8%減の1.07億円、経常利益が同44.9%減の1.14億円、当期純利益が同53.6%減の0.93億円となった。
当年度においては、同社保有のナレッジを活用したオンラインセミナーや展示会への出展、顧客からの紹介等のインバウンドマーケティングを中心に新規顧客獲得を進めてきた。また、広告宣伝費等の投資対効果のモニタリングを継続し、全社でのROI向上を推進しながら各事業それぞれが新規顧客の開拓と既存顧客の継続と拡大を目指し事業推進を行った。
プロダクト事業では、同社のデータ分析ツール「AIアナリスト」において、GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)への移行対応・支援を早期から進めてきた。その結果、2025年2月末時点では、新規の連携数が2,600件を突破している。一方、当年度上期についてはGA4の分析需要が弱く、同社もそれに呼応する形で営業リソースを「AIアナリスト」以外のプロダクトに仕向けるなどの対応をしてきたこともあり、「AIアナリスト」の新規獲得が過年度と比較して低調に推移した。また、他サービスも「AIアナリスト」を起点にしたクロスセルが伸び悩んだ。現時点で時期要因による低調は脱しつつあり、すでに分析需要の回復に伴い「AIアナリスト」の販売状況は好転してきている。
「DXコンサルティング」を提供するインキュベーション事業は、「AIアナリスト」で培った勝ちパターンをもとにマーケティングのDXコンサルティングを提供している。当年度では、既存顧客との密接な関係の構築を軸に売上の積み上げを進めてきた。DXを担う全社横断部門向けの支援を行うプロジェクトでは、DX部門だけでなくその先の事業部門との関係性も構築することができ、顧客のアドバイザーとして寄り添うことで売上を強固なものとしている。更に、マーケティング戦略の立案を支援した顧客向けに、その高度化を担うAIを活用したシステムの開発受託を行うなど、同社の支援の幅を拡大させている。このように、数ヶ月で完了する戦略立案のプロジェクトで終わらず、その実行に伴走・関与するプロジェクトが増加している。一方、書籍・研修、紹介等を流入経路とした新規顧客からのプロジェクト発注が、当年度は過年度と比べ減少した。
「Marketer Agent」を展開する人材マッチング事業は、市場の強い「人材ニーズ」から事業拡大が継続している。独自の精度の高いマッチングを効率化・高速化する人材データベースの初期開発を完了し、社内運用を開始した。一方、当年度の上期には販売促進費を集中的に投資し事業拡大を図ったものの、投資対効果が上がらず下期には投資を抑制した。導入事例等の「コンテンツ強化」や「既存顧客への集中アプローチ」等の他手段で挽回を図ったが、当初想定していた成長速度をやや下回る結果となった。
2024年7月に資本業務提携した株式会社100(以下、100社)とのシナジー創造に向けた取り組みについては、同社が有する事業モデルごとの「デジタルマーケティングの定石」=「勝ちパターン」と、100社のHubSpotを活用したCRM/MA領域の設計構築力をかけ合わせた共同パッケージの提供を2024年11月より開始している。
2026年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比14.0%増の21.06億円、営業利益が同90.4%増の2.03億円、経常利益が同79.6%増の2.06億円、当期純利益が同64.6%増の1.53億円を見込んでいる。
<AK>
当年度においては、同社保有のナレッジを活用したオンラインセミナーや展示会への出展、顧客からの紹介等のインバウンドマーケティングを中心に新規顧客獲得を進めてきた。また、広告宣伝費等の投資対効果のモニタリングを継続し、全社でのROI向上を推進しながら各事業それぞれが新規顧客の開拓と既存顧客の継続と拡大を目指し事業推進を行った。
プロダクト事業では、同社のデータ分析ツール「AIアナリスト」において、GA4(Googleアナリティクス4プロパティ)への移行対応・支援を早期から進めてきた。その結果、2025年2月末時点では、新規の連携数が2,600件を突破している。一方、当年度上期についてはGA4の分析需要が弱く、同社もそれに呼応する形で営業リソースを「AIアナリスト」以外のプロダクトに仕向けるなどの対応をしてきたこともあり、「AIアナリスト」の新規獲得が過年度と比較して低調に推移した。また、他サービスも「AIアナリスト」を起点にしたクロスセルが伸び悩んだ。現時点で時期要因による低調は脱しつつあり、すでに分析需要の回復に伴い「AIアナリスト」の販売状況は好転してきている。
「DXコンサルティング」を提供するインキュベーション事業は、「AIアナリスト」で培った勝ちパターンをもとにマーケティングのDXコンサルティングを提供している。当年度では、既存顧客との密接な関係の構築を軸に売上の積み上げを進めてきた。DXを担う全社横断部門向けの支援を行うプロジェクトでは、DX部門だけでなくその先の事業部門との関係性も構築することができ、顧客のアドバイザーとして寄り添うことで売上を強固なものとしている。更に、マーケティング戦略の立案を支援した顧客向けに、その高度化を担うAIを活用したシステムの開発受託を行うなど、同社の支援の幅を拡大させている。このように、数ヶ月で完了する戦略立案のプロジェクトで終わらず、その実行に伴走・関与するプロジェクトが増加している。一方、書籍・研修、紹介等を流入経路とした新規顧客からのプロジェクト発注が、当年度は過年度と比べ減少した。
「Marketer Agent」を展開する人材マッチング事業は、市場の強い「人材ニーズ」から事業拡大が継続している。独自の精度の高いマッチングを効率化・高速化する人材データベースの初期開発を完了し、社内運用を開始した。一方、当年度の上期には販売促進費を集中的に投資し事業拡大を図ったものの、投資対効果が上がらず下期には投資を抑制した。導入事例等の「コンテンツ強化」や「既存顧客への集中アプローチ」等の他手段で挽回を図ったが、当初想定していた成長速度をやや下回る結果となった。
2024年7月に資本業務提携した株式会社100(以下、100社)とのシナジー創造に向けた取り組みについては、同社が有する事業モデルごとの「デジタルマーケティングの定石」=「勝ちパターン」と、100社のHubSpotを活用したCRM/MA領域の設計構築力をかけ合わせた共同パッケージの提供を2024年11月より開始している。
2026年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比14.0%増の21.06億円、営業利益が同90.4%増の2.03億円、経常利益が同79.6%増の2.06億円、当期純利益が同64.6%増の1.53億円を見込んでいる。
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