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AndDo Research Memo(1):不動産を軸に時代のニーズに即したソリューションを提供
配信日時:2025/04/11 14:01
配信元:FISCO
*14:01JST AndDo Research Memo(1):不動産を軸に時代のニーズに即したソリューションを提供
■要約
And Doホールディングス<3457>の主力事業は、ハウス・リースバック、リバースモーゲージ保証など様々な不動産×金融サービスの提供である。不動産売買仲介における日本最大のフランチャイズ網を生かして、顧客ニーズを的確に捉えた業界初のサービス・事業を次々と開発・商品化し、市場に浸透させることに成功してきた。今後は、特にリバースモーゲージ保証事業と中古住宅買取再販事業に注力し、さらなる収益拡大を目指している。
1. 2025年6月期中間期の連結業績
2025年6月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比1.6%増の35,927百万円、営業利益が同25.7%減の1,604百万円、経常利益が同16.3%減の1,753百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同18.9%減の1,138百万円となった。増収を確保したものの、大型案件の粗利率の差により売上総利益率が22.1%(前年同期は24.4%)へ低下した。この結果、営業利益は減益となったが、当初から想定されていたことであり、驚くような結果ではない。
2. 2025年6月期の業績予想
2025年6月期の連結業績については、売上高で前期比3.6%増の70,000百万円、営業利益で同11.5%増の4,000百万円、経常利益で同15.7%増の4,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同6.6%増の2,640百万円を見込んでおり、期初予想と変わっていない。引き続き成長強化事業であるリバースモーゲージ保証と中古住宅買取再販事業を中心に業績を拡大させることで、3期連続の過去最高業績の更新を目指す。事業別では、非中核事業(不動産流通事業、リフォーム事業)を除く全ての事業で増収増益を見込む。
3. 中期経営計画
同社は2022年3月、一層の成長と発展による企業価値向上を目指し、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。これまで積極投資を行ってきたフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業に加え、不動産売買事業を成長強化事業として位置付け、これら事業のさらなる拡大、「不動産×金融」サービスの深化、高収益体質化の促進、の3つを推進することで、2025年6月期に売上高518.1億円、経常利益40.0億円、親会社株主に帰属する当期純利益26.4億円の達成を目指してきた。期初予想は売上高700億円、営業利益40億円、経常利益40億円となっている。
4. 第一生命ホールディングスとの資本業務提携
同社は、第一生命ホールディングス<8750>(以下、第一生命HD)と資本業務提携を締結し、第一生命HDを処分予定先・割当予定先とする自己株式処分及び新株発行による第三者割当を実施することを決議した。加えて同社の代表取締役会長CEOである安藤正弘氏が持株を第一生命HDへ譲渡した。この結果、第一生命HDは同社の約15%の株式を所有することになり、同社は第一生命ホールディングスの持分法適用関連会社となる。今回の提携は、第一生命HDにとっては事業強化(「住」関連事業の拡大)、同社にとっては顧客層の拡大といったメリットがある。大手生保がバックにつくことで信用力の強化も見込まれる。今後、具体的にどのような協業が実施されていくのか注目する必要がありそうだ。
■Key Points
・2025年6月期中間期は前年同期比25.7%の営業減益だが想定内
・2025年6月期は金融事業、不動産売買事業が牽引して前期比11.5%の営業増益予想
・第一生命HDと資本業務提携を締結、今後の展開に要注目
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
And Doホールディングス<3457>の主力事業は、ハウス・リースバック、リバースモーゲージ保証など様々な不動産×金融サービスの提供である。不動産売買仲介における日本最大のフランチャイズ網を生かして、顧客ニーズを的確に捉えた業界初のサービス・事業を次々と開発・商品化し、市場に浸透させることに成功してきた。今後は、特にリバースモーゲージ保証事業と中古住宅買取再販事業に注力し、さらなる収益拡大を目指している。
1. 2025年6月期中間期の連結業績
2025年6月期中間期の連結業績は、売上高が前年同期比1.6%増の35,927百万円、営業利益が同25.7%減の1,604百万円、経常利益が同16.3%減の1,753百万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同18.9%減の1,138百万円となった。増収を確保したものの、大型案件の粗利率の差により売上総利益率が22.1%(前年同期は24.4%)へ低下した。この結果、営業利益は減益となったが、当初から想定されていたことであり、驚くような結果ではない。
2. 2025年6月期の業績予想
2025年6月期の連結業績については、売上高で前期比3.6%増の70,000百万円、営業利益で同11.5%増の4,000百万円、経常利益で同15.7%増の4,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同6.6%増の2,640百万円を見込んでおり、期初予想と変わっていない。引き続き成長強化事業であるリバースモーゲージ保証と中古住宅買取再販事業を中心に業績を拡大させることで、3期連続の過去最高業績の更新を目指す。事業別では、非中核事業(不動産流通事業、リフォーム事業)を除く全ての事業で増収増益を見込む。
3. 中期経営計画
同社は2022年3月、一層の成長と発展による企業価値向上を目指し、2025年6月期を最終年度とする中期経営計画を策定した。これまで積極投資を行ってきたフランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業に加え、不動産売買事業を成長強化事業として位置付け、これら事業のさらなる拡大、「不動産×金融」サービスの深化、高収益体質化の促進、の3つを推進することで、2025年6月期に売上高518.1億円、経常利益40.0億円、親会社株主に帰属する当期純利益26.4億円の達成を目指してきた。期初予想は売上高700億円、営業利益40億円、経常利益40億円となっている。
4. 第一生命ホールディングスとの資本業務提携
同社は、第一生命ホールディングス<8750>(以下、第一生命HD)と資本業務提携を締結し、第一生命HDを処分予定先・割当予定先とする自己株式処分及び新株発行による第三者割当を実施することを決議した。加えて同社の代表取締役会長CEOである安藤正弘氏が持株を第一生命HDへ譲渡した。この結果、第一生命HDは同社の約15%の株式を所有することになり、同社は第一生命ホールディングスの持分法適用関連会社となる。今回の提携は、第一生命HDにとっては事業強化(「住」関連事業の拡大)、同社にとっては顧客層の拡大といったメリットがある。大手生保がバックにつくことで信用力の強化も見込まれる。今後、具体的にどのような協業が実施されていくのか注目する必要がありそうだ。
■Key Points
・2025年6月期中間期は前年同期比25.7%の営業減益だが想定内
・2025年6月期は金融事業、不動産売買事業が牽引して前期比11.5%の営業増益予想
・第一生命HDと資本業務提携を締結、今後の展開に要注目
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<HN>
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