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ポールHD Research Memo(7):積極的なM&A投資により自己資本比率は50%をやや下回る
配信日時:2025/04/11 13:07
配信元:FISCO
*13:07JST ポールHD Research Memo(7):積極的なM&A投資により自己資本比率は50%をやや下回る
■ポールトゥウィンホールディングス<3657>の業績動向
3. 財務状況と経営指標
2025年1月期末の資産合計は前期末比4,004百万円増の28,441百万円となった。このうち、流動資産は同2,484百万円増の19,707百万円となった。主に、現金及び預金が830百万円、その他(未収入金等)が282百万円それぞれ減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が2,909百万円、仕掛品が671百万円それぞれ増加した。固定資産は同1,520百万円増の8,733百万円となった。有形固定資産が233百万円、投資その他資産が105百万円それぞれ減少した一方で、ソフトウェアが289百万円増加したほかゲーム開発アウトソーシング事業を譲受したことにより、のれんが1,118百万円、無形資産が451百万円増加した。
負債合計は前期末比5,000百万円増の15,995百万円となった。M&A資金を借入金で調達したことにより有利子負債が2,100百万円増加したほか、未払金が2,405百万円、その他(前受金等)が566百万円増加した。純資産合計は同995百万円減の12,445百万円となった。主に、為替換算調整勘定が513百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失692百万円の計上及び配当金848百万円の支払い等により利益剰余金が1,541百万円減少した。
キャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが919百万円となった一方で、投資活動によるキャッシュ・フローがゲーム開発アウトソーシング事業の取得費用1,920百万円を含めて3,178百万円の支出となり、フリーキャッシュ・フローは2,259百万円のマイナスとなった。財務活動によるキャッシュ・フローは配当金支出があった一方で借入金の増加により1,252百万円のプラスとなり、この結果、期末の現金及び現金同等物の残高は前期末比830百万円減少の7,012百万円となった。直近2期間はM&Aを継続する一方で、収益基盤強化のための事業整理を行うなど支出が増加し、フリーキャッシュ・フローが20億円を超えるマイナスが続いたことが、現金及び現金同等物の減少要因となった。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比11.3ポイント低下の43.7%となり、同社が目標としている50%超の水準を下回った。また、借入金の増加により有利子負債比率が同19.9ポイント上昇の57.0%となったほか、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)が83百万円のマイナスに転じるなど、業績の悪化を受けて財務体質も一時的に悪化している。ただ、今後は収益の回復に伴って財務体質も改善方向に向かう可能性が高いと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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3. 財務状況と経営指標
2025年1月期末の資産合計は前期末比4,004百万円増の28,441百万円となった。このうち、流動資産は同2,484百万円増の19,707百万円となった。主に、現金及び預金が830百万円、その他(未収入金等)が282百万円それぞれ減少した一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が2,909百万円、仕掛品が671百万円それぞれ増加した。固定資産は同1,520百万円増の8,733百万円となった。有形固定資産が233百万円、投資その他資産が105百万円それぞれ減少した一方で、ソフトウェアが289百万円増加したほかゲーム開発アウトソーシング事業を譲受したことにより、のれんが1,118百万円、無形資産が451百万円増加した。
負債合計は前期末比5,000百万円増の15,995百万円となった。M&A資金を借入金で調達したことにより有利子負債が2,100百万円増加したほか、未払金が2,405百万円、その他(前受金等)が566百万円増加した。純資産合計は同995百万円減の12,445百万円となった。主に、為替換算調整勘定が513百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失692百万円の計上及び配当金848百万円の支払い等により利益剰余金が1,541百万円減少した。
キャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フローが919百万円となった一方で、投資活動によるキャッシュ・フローがゲーム開発アウトソーシング事業の取得費用1,920百万円を含めて3,178百万円の支出となり、フリーキャッシュ・フローは2,259百万円のマイナスとなった。財務活動によるキャッシュ・フローは配当金支出があった一方で借入金の増加により1,252百万円のプラスとなり、この結果、期末の現金及び現金同等物の残高は前期末比830百万円減少の7,012百万円となった。直近2期間はM&Aを継続する一方で、収益基盤強化のための事業整理を行うなど支出が増加し、フリーキャッシュ・フローが20億円を超えるマイナスが続いたことが、現金及び現金同等物の減少要因となった。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す自己資本比率は前期末比11.3ポイント低下の43.7%となり、同社が目標としている50%超の水準を下回った。また、借入金の増加により有利子負債比率が同19.9ポイント上昇の57.0%となったほか、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)が83百万円のマイナスに転じるなど、業績の悪化を受けて財務体質も一時的に悪化している。ただ、今後は収益の回復に伴って財務体質も改善方向に向かう可能性が高いと弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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