オープニングコメント

政府間協議への期待から押し目狙いのタイミングを見極める

配信日時:2025/04/04 08:35 配信元:FISCO
*08:35JST 政府間協議への期待から押し目狙いのタイミングを見極める  4日の日本株市場は、引き続き波乱含みの相場展開のなか、押し目狙いのタイミングを見極めることになりそうだ。3日の米国市場は、NYダウが1679ドル安、ナスダックは1050ポイント安だった。トランプ米政権が2日夕に発表した相互関税の内容が予想以上に厳しいものとなり、世界経済への影響や貿易戦争に発展するとの警戒から売り優勢の展開。さらに、3月の米ISM非製造業景況指数が予想以上に低下したため、景気後退入りへの懸念が強まった。シカゴ日経225先物は大阪比955円安の33895円。円相場は1ドル=145円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、ギャップダウンから始まることになりそうだ。前日には寄り付き直後に34102円まで急落した後は下げ幅を縮めていたが、この局面で残した長い下ヒゲを埋めてくるようだと、下へのバイアスが一段と強まることが警戒されそうだ。昨年8月5日安値の31156円が意識されてくる可能性があり、目先は底入れを見極めたいとする様子見姿勢が強まりやすいだろう。

 ただし、前日の段階で米株先物が大きく下落して推移していたこともあり、3日の米株安はある程度織り込んでいたと考えられる。パニック的な売りの影響からイレギュラー的な価格形成になった銘柄も多く、相互関税の影響を受けない銘柄などには押し目を拾う買いも入りやすくなる。日経平均株価は昨年8月安値が射程に入るものの、この時はボリンジャーバンドの-3σを割り込んだ後に切り返す形だった。前日の時点ですでに-3σを割り込んでおり、本日の下落で売られ過ぎが意識されてきそうだ。

 また、トランプ米大統領は交渉においてはオープンな姿勢を示しており、今後は政府間協議に注目が集まる。イーロン・マスク氏は数カ月以内にDOGE(政府効率化省政権)を去る可能性が高いとも述べており、市場も次第に落ち着きをみせてくる可能性がある。

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