注目トピックス 市況・概況
前場に注目すべき3つのポイント~半導体株を見直す動きが意識されやすい~
配信日時:2025/03/25 08:35
配信元:FISCO
*08:35JST 前場に注目すべき3つのポイント~半導体株を見直す動きが意識されやすい~
25日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体株を見直す動きが意識されやすい
■日東工器、25/3下方修正 営業利益 24.94億円←30.60億円
■前場の注目材料:セーレン、福井市に新工場、絶縁膜ウエハーの生産能力2倍
■半導体株を見直す動きが意識されやすい
25日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後は底堅さが意識される相場展開が見込まれる。24日の米国市場は、NYダウが597ドル高、ナスダックは404ポイント高だった。トランプ米政権が4月2日に発動を計画している「相互関税」を巡り、従来警戒されていたような広範な関税ではなく、一部の国や地域が除外されるなど焦点を絞ったものになるとの報道を受け、安心感が広がった。シカゴ日経225先物は大阪比385円高の37735円。円相場は1ドル=150円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアなどハイテク株が買い戻されており、半導体SOX指数は3%近く上昇した。アマゾン・ドット・コムやアップル、メタプラットフォームズ、アルファベット、マイクロソフトなど大型テック株が軒並み上昇するなか、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引することが期待される。
また、為替市場では円相場が1ドル=150円後半と円安に振れて推移しており、輸出関連株などへの買い戻しも意識されてくる可能性がありそうだ。米VIX指数は17.48に低下しており、20.00を大きく下回ってきているため、リスク選好に向かわせやすいところであろう。
もっとも、トランプ米大統領の発言に振らされやすい需給状況は変わらないため、売り方の買い戻しの動きが強まるものの、新規の買いは期待しづらいところではある。3月決算期末により機関投資家はリバランス中心になると考えられ、まずは買いが一巡した後の底堅さを見極めることになりそうだ。物色としては値がさハイテク株や輸出関連株に加えて、前日に大きく買われた住友不動産<8830>など不動産株の動向が注目されそうだ。そのほか、期末の権利取り狙いの動きなども活発になりそうだ。
日経平均株価は足もとでリバウンドをみせるも25日線が抵抗線として意識されているが、日経225先物はナイトセッションで同線を上回ってきている。25日線突破から同線での底堅さがみられてくるようだと、節目の38000円を捉えてくる展開が意識されてくる可能性はあるだろう。
■日東工器、25/3下方修正 営業利益 24.94億円←30.60億円
日東工器<6151>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は282.40億円から270.51億円、営業利益を30.60億円から24.94億円に下方修正した。半導体および自動車業界における需要減により、迅速流体継手と機械工具の売上・利益ともに計画よりを下回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42583.32、+597.97)
・ナスダック総合指数は上昇(18188.59、+404.54)
・SOX指数は上昇(4694.22、+136.27)
・VIX指数は低下(17.48、-1.80)
・シカゴ日経225先物は上昇(37735、+385)
・為替相場は円安・ドル高(150.60-70)
・米原油先物は上昇(69.11、+0.83)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・セーレン<3569>福井市に新工場、絶縁膜ウエハーの生産能力2倍
・名古屋鉄道<9048>名鉄名古屋駅地区再開発計画、4線化・空港アクセス向上
・三井物産<8031>AIコンサル会社発足、IT子会社2社合併
・マクセル<6810>角形リチウムイオン電池終了
・アイシン<7259>タイでハイブリッドユニット生産、三菱自動車SUVに供給
・ホンダ<7267>セダンHVの予約開始、全方位運転支援機能を搭載
・堀場製作所<6856>水素関連テコ入れ、独子会社の生産管理見直し
・NEC<6701>NTTなどと多重伝送技術活用で無線通信速度2倍、双方向毎秒140ギガビット
・東京エレクトロンデバイス<2760>持続的な収益性向上追求、ウエハー検査装置で成長
・TOPPANHD<7911>伊フィルム社買収へ、海外生活系事業強化
・セック<3741>富士通などと量子コンピューターの基本ソフト開発、オープンソースで提供
・ソフトバンク<9434>中華電信などとアジアと米結ぶ光海底ケーブルを建設、28年運用開始へ
・日本製紙<3863>固形物対応の飲料容器を拡大、協同乳業に充填システム初号機
・三菱瓦斯化学<4182>JFEスチールなど3社で、炭素循環実証、鉄鋼副生ガスでメタノール製造
・三菱マテリアル<5711>塗布型の電子輸送層成膜用インク、ペロブスカイトの発電効率向上
・旭化成<3407>ポリエチレンとアジピン酸を来月から値上げ
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし <ST>
■半導体株を見直す動きが意識されやすい
■日東工器、25/3下方修正 営業利益 24.94億円←30.60億円
■前場の注目材料:セーレン、福井市に新工場、絶縁膜ウエハーの生産能力2倍
■半導体株を見直す動きが意識されやすい
25日の日本株市場は、買い先行で始まり、その後は底堅さが意識される相場展開が見込まれる。24日の米国市場は、NYダウが597ドル高、ナスダックは404ポイント高だった。トランプ米政権が4月2日に発動を計画している「相互関税」を巡り、従来警戒されていたような広範な関税ではなく、一部の国や地域が除外されるなど焦点を絞ったものになるとの報道を受け、安心感が広がった。シカゴ日経225先物は大阪比385円高の37735円。円相場は1ドル=150円70銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。米国市場ではエヌビディアなどハイテク株が買い戻されており、半導体SOX指数は3%近く上昇した。アマゾン・ドット・コムやアップル、メタプラットフォームズ、アルファベット、マイクロソフトなど大型テック株が軒並み上昇するなか、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均型を牽引することが期待される。
また、為替市場では円相場が1ドル=150円後半と円安に振れて推移しており、輸出関連株などへの買い戻しも意識されてくる可能性がありそうだ。米VIX指数は17.48に低下しており、20.00を大きく下回ってきているため、リスク選好に向かわせやすいところであろう。
もっとも、トランプ米大統領の発言に振らされやすい需給状況は変わらないため、売り方の買い戻しの動きが強まるものの、新規の買いは期待しづらいところではある。3月決算期末により機関投資家はリバランス中心になると考えられ、まずは買いが一巡した後の底堅さを見極めることになりそうだ。物色としては値がさハイテク株や輸出関連株に加えて、前日に大きく買われた住友不動産<8830>など不動産株の動向が注目されそうだ。そのほか、期末の権利取り狙いの動きなども活発になりそうだ。
日経平均株価は足もとでリバウンドをみせるも25日線が抵抗線として意識されているが、日経225先物はナイトセッションで同線を上回ってきている。25日線突破から同線での底堅さがみられてくるようだと、節目の38000円を捉えてくる展開が意識されてくる可能性はあるだろう。
■日東工器、25/3下方修正 営業利益 24.94億円←30.60億円
日東工器<6151>は2025年3月期業績予想の修正を発表。売上高は282.40億円から270.51億円、営業利益を30.60億円から24.94億円に下方修正した。半導体および自動車業界における需要減により、迅速流体継手と機械工具の売上・利益ともに計画よりを下回る見込みとなった。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(42583.32、+597.97)
・ナスダック総合指数は上昇(18188.59、+404.54)
・SOX指数は上昇(4694.22、+136.27)
・VIX指数は低下(17.48、-1.80)
・シカゴ日経225先物は上昇(37735、+385)
・為替相場は円安・ドル高(150.60-70)
・米原油先物は上昇(69.11、+0.83)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・セーレン<3569>福井市に新工場、絶縁膜ウエハーの生産能力2倍
・名古屋鉄道<9048>名鉄名古屋駅地区再開発計画、4線化・空港アクセス向上
・三井物産<8031>AIコンサル会社発足、IT子会社2社合併
・マクセル<6810>角形リチウムイオン電池終了
・アイシン<7259>タイでハイブリッドユニット生産、三菱自動車SUVに供給
・ホンダ<7267>セダンHVの予約開始、全方位運転支援機能を搭載
・堀場製作所<6856>水素関連テコ入れ、独子会社の生産管理見直し
・NEC<6701>NTTなどと多重伝送技術活用で無線通信速度2倍、双方向毎秒140ギガビット
・東京エレクトロンデバイス<2760>持続的な収益性向上追求、ウエハー検査装置で成長
・TOPPANHD<7911>伊フィルム社買収へ、海外生活系事業強化
・セック<3741>富士通などと量子コンピューターの基本ソフト開発、オープンソースで提供
・ソフトバンク<9434>中華電信などとアジアと米結ぶ光海底ケーブルを建設、28年運用開始へ
・日本製紙<3863>固形物対応の飲料容器を拡大、協同乳業に充填システム初号機
・三菱瓦斯化学<4182>JFEスチールなど3社で、炭素循環実証、鉄鋼副生ガスでメタノール製造
・三菱マテリアル<5711>塗布型の電子輸送層成膜用インク、ペロブスカイトの発電効率向上
・旭化成<3407>ポリエチレンとアジピン酸を来月から値上げ
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