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日本システム技術:複数事業を展開する独立系IT企業、業績好調で株価も長期的に上昇
配信日時:2025/02/05 12:21
配信元:FISCO
*12:21JST 日本システム技術:複数事業を展開する独立系IT企業、業績好調で株価も長期的に上昇
日本システム技術<4323>は、独立系IT企業。顧客の課題・ニーズに応じたシステムを開発し、パッケージソフトやビッグデータビジネスも展開している。セグメントは、受託開発・開発支援・ソリューション開発や導入を行うDX&SI事業(2025年3月期上期売上高構成比62.1%)、自社パッケージソリューションの開発・販売を行うパッケージ事業(同19.4%)、医療情報データの点検分析及び関連サービスを提供する医療ビックデータ事業(同8.5%)、アジア・パシフィック地域を中心としたグローバルDXビジネスを展開するグローバル事業(同10.0%)、と4つに分かれている。
主力のDX&SI事業では、完全独立系の強みを活かして幅広い分野にわたり多種多様な情報システム/サービスを提供している。大企業との超長期顧客基盤は維持継続しつつ、事業の多様化に伴い新たな顧客グループを拡大中。また、パッケージ事業では、大学向け総合パッケージシステム「GAKUENシリーズ」や金融機関向けパッケージソリューション「BankNeo」の開発・販売と導入を行う。「GAKUEN」は導入実績454校を突破して国内シェアトップ、「BankNeo」はメガバンクでも採用されて現在の総ユーザ数は60金融機関。そのほか、医療ビックデータ事業でレセプト自動点検システム「JMICS」、保険者業務支援サービス「iBiss」など複数展開し、グローバル事業では海外6カ国にグループ企業をもち、ERPやHRM製品の開発・販売・導入コンサルティングを提供する。
2025年3月期上期時点での顧客別売上高構成比は、サービス・流通26%、製造21%、教育機関20%、通信15%、金融・保険・証券10%、医療5%、官公庁・その他4%。また、顧客グループ別売上高はNTTグループ19.7%、ホンダ5.7%、TIS5.4%、ダスキン3.6%、富士通3.5%と取引年数28年を超える上位5社合計で38.0%を占めている。同社が企業と直接取引を行う国内プライム取引は22.3%を占め、その後は大学等教育機関11.3%、国外企業取引9.5%と続く。
2025年3月期上期累計の売上高は前年同期比9.3%増の13,260百万円、営業利益は同4.2%増の1,045百万円で着地した。DX & SI 事業は概ね計画通りに受注が進捗したほか、新規及び既存顧客向けの大型プライム案件が好調だった。また、パッケージ事業も「GAKUEN」のパッケージ販売や導入サービスなどが好調なほか、「BankNeo」プログラム・プロダクト販売が計画通りに進捗したようだ。医療ビッグデータは、データヘルス推進とRezeptPlusが好調に推移したが、中長期的成長を見据えた先行投資等の影響により減益となった。2024年9月時点の受注高は、DX&SI 事業は同2.3%増、パッケージ事業で同38.5%増、医療ビックデータ事業で同30.3%増と堅調に積み上がっていて、下期の売上高は当初予測を上回る着地を見込んでいる。現状、通期の売上高は同9.1%増の28,570百万円、営業利益は同12.9%増の3,150百万円を見込む。
同社は長期成長戦略として、本業・経営管理のDX推進活動成果を余さず活用し、事業発展・生産性向上・市場価値向上の循環構造を作っていくことを挙げている。DX&SI事業では、事業ポートフォリオを再定義し、安定成長基盤の維持拡大と高付加価値ビジネスの推進を両立する。顧客DXに伴走する形で、企画推進のコンサルティングやビジネスエコシステムの構築などを推進していくようだ。パッケージ事業 では、「GAKUEN」はトップブランドとしての基盤を土台に新規サービスで対象市場を拡大する。具体的には、開発を進めてリスキリングやマーケティング支援などITにとどまらないサービスを展開予定、TAM(Total Addressable Market=最大市場規模)は7倍に広がる。また、「BankNeo」は新規ソリューションを継続リリースし、独自商材で対象市場を拡大する。まずは、国内全金融機関への導入を目指す。さらに、現状先行投資が進む医療ビックデータ事業は、圧倒的レセプト処理数と高付加価値のビッグデータビジネスを武器に保険者DXのトッププレイヤーの地位を目指していく。そのほか、全てのセグメントで成長機会が大きい中、株主還元では配当性向30%又はDOE4.0%を目安として累進配当を目指すようだ。業績の底堅い成長が続く中、株価が堅調に推移している同社の動向に注目しておきたい。
<NH>
主力のDX&SI事業では、完全独立系の強みを活かして幅広い分野にわたり多種多様な情報システム/サービスを提供している。大企業との超長期顧客基盤は維持継続しつつ、事業の多様化に伴い新たな顧客グループを拡大中。また、パッケージ事業では、大学向け総合パッケージシステム「GAKUENシリーズ」や金融機関向けパッケージソリューション「BankNeo」の開発・販売と導入を行う。「GAKUEN」は導入実績454校を突破して国内シェアトップ、「BankNeo」はメガバンクでも採用されて現在の総ユーザ数は60金融機関。そのほか、医療ビックデータ事業でレセプト自動点検システム「JMICS」、保険者業務支援サービス「iBiss」など複数展開し、グローバル事業では海外6カ国にグループ企業をもち、ERPやHRM製品の開発・販売・導入コンサルティングを提供する。
2025年3月期上期時点での顧客別売上高構成比は、サービス・流通26%、製造21%、教育機関20%、通信15%、金融・保険・証券10%、医療5%、官公庁・その他4%。また、顧客グループ別売上高はNTTグループ19.7%、ホンダ5.7%、TIS5.4%、ダスキン3.6%、富士通3.5%と取引年数28年を超える上位5社合計で38.0%を占めている。同社が企業と直接取引を行う国内プライム取引は22.3%を占め、その後は大学等教育機関11.3%、国外企業取引9.5%と続く。
2025年3月期上期累計の売上高は前年同期比9.3%増の13,260百万円、営業利益は同4.2%増の1,045百万円で着地した。DX & SI 事業は概ね計画通りに受注が進捗したほか、新規及び既存顧客向けの大型プライム案件が好調だった。また、パッケージ事業も「GAKUEN」のパッケージ販売や導入サービスなどが好調なほか、「BankNeo」プログラム・プロダクト販売が計画通りに進捗したようだ。医療ビッグデータは、データヘルス推進とRezeptPlusが好調に推移したが、中長期的成長を見据えた先行投資等の影響により減益となった。2024年9月時点の受注高は、DX&SI 事業は同2.3%増、パッケージ事業で同38.5%増、医療ビックデータ事業で同30.3%増と堅調に積み上がっていて、下期の売上高は当初予測を上回る着地を見込んでいる。現状、通期の売上高は同9.1%増の28,570百万円、営業利益は同12.9%増の3,150百万円を見込む。
同社は長期成長戦略として、本業・経営管理のDX推進活動成果を余さず活用し、事業発展・生産性向上・市場価値向上の循環構造を作っていくことを挙げている。DX&SI事業では、事業ポートフォリオを再定義し、安定成長基盤の維持拡大と高付加価値ビジネスの推進を両立する。顧客DXに伴走する形で、企画推進のコンサルティングやビジネスエコシステムの構築などを推進していくようだ。パッケージ事業 では、「GAKUEN」はトップブランドとしての基盤を土台に新規サービスで対象市場を拡大する。具体的には、開発を進めてリスキリングやマーケティング支援などITにとどまらないサービスを展開予定、TAM(Total Addressable Market=最大市場規模)は7倍に広がる。また、「BankNeo」は新規ソリューションを継続リリースし、独自商材で対象市場を拡大する。まずは、国内全金融機関への導入を目指す。さらに、現状先行投資が進む医療ビックデータ事業は、圧倒的レセプト処理数と高付加価値のビッグデータビジネスを武器に保険者DXのトッププレイヤーの地位を目指していく。そのほか、全てのセグメントで成長機会が大きい中、株主還元では配当性向30%又はDOE4.0%を目安として累進配当を目指すようだ。業績の底堅い成長が続く中、株価が堅調に推移している同社の動向に注目しておきたい。
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