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<動意株・31日>(大引け)=ミガロHD、さくらネット、KIMOTOなど

配信日時:2025/01/31 15:33 配信元:MINKABU
 ミガロホールディングス<5535.T>=新値街道を快走。この日午後、子会社DXYZが展開する顔認証プラットフォーム「FreeiD(フリード)」が、LAホールディングス<2986.T>傘下のラ・アトレのマンションに採用されることになったと発表しており、好材料視されている。「FreeiD」は、スマートフォンアプリからの一度の顔登録で、「入退」「本人確認」「決済」などの日々の暮らしのさまざまな行動を顔認証でつなぎ、多種多様な顔認証AIとの連携が可能な顔認証プラットフォーム。導入第1弾として、福岡市内で開発予定の新築分譲マンションへの導入が決定しており、九州エリア初の「全住戸オール顔認証マンション」となる予定だ。  さくらインターネット<3778.T>=後場上げ幅急拡大。午後0時30分ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を290億円から310億円(前期比42.0%増)へ、営業利益を26億円から34億円(同3.8倍)へ、純利益を15億5000万円から21億円(同3.2倍)へ上方修正した。「NVIDIA H100 Tensor コアGPU」800基の追加投資を行い24年12月からサービス提供を開始したほか、政府系案件及びグループ会社での大口案件の獲得などが牽引する。また、生成AI向けGPU基盤の早期提供とクラウドサービスの強化により、付加価値の高いサービスの売り上げが増加する見込みであることも寄与する。 同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)決算は、売上高213億9700万円(前年同期比36.6%増)、営業利益25億8500万円(同5.8倍)、純利益16億4200万円(同5.4倍)だった。生成AI向けGPUクラウドサービスの提供開始などによるGPUクラウドサービスが大幅成長を牽引した。  KIMOTO<7908.T>=商い伴い急伸。30日取引終了後に発表した25年3月期第3四半期(24年4~12月)決算は最終利益が前年同期比9.6倍の9億9100万円と急拡大し、通期予想である7億2000万円を大幅に超過した。車載用フィルムなどの電子部材が好調だったほか、スマートフォン向けタッチパネル用ハードコートフィルム、遮光やサンドブラストなどのIoT関連製品の販売が伸びて全体業績に貢献した。更に同日、発行済み株式数の3.03%相当の140万株、金額ベースで3億9620万円を上限とする自社株買い(今朝の東証自己株式立会外買付取引で実施)を発表、これも物色人気を増幅している。  ユアテック<1934.T>=上値追い鮮明で一気に新高値。東北6県及び新潟県を地盤とする総合電気工事会社で親会社である東北電力<9506.T>向け売上高比率が高い。足もとの業績は会社側想定を上回る好調に推移しており、30日取引終了後に25年3月期業績予想の上方修正を発表した。営業利益は従来予想の122億円から150億円(前期比43%増)に大幅増額しており、これが評価され投資資金を引き寄せている。豊富な手持ち工事を背景に大型工事の進捗が収益を押し上げる一方、コスト削減努力も奏功し、工事採算性の向上が利益の伸びに反映されている。好業績を背景に株主還元も強化した。今期の年間配当は従来計画に17円上乗せとなる63円とし、配当利回りも前日終値換算で4%を超えており、インカムゲイン狙いの買いも誘導している。  シンプレクス・ホールディングス<4373.T>=マド開け急伸。同社は30日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比13.9%増の341億1800万円、最終利益は同10.3%増の46億8200万円だった。10~12月期の最終利益は同32%増となっている。加えて、取得株式数200万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.42%)を上限とする立会外での自社株買いの実施も発表。業況と株主還元姿勢を評価した買いが入ったようだ。4~12月期は戦略/DXコンサルティング部門で新規案件を獲得し、収益拡大につなげた。同社は31日午前8時45分からの東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeTー3)において、30日終値2468円にて上限200万株を買い付けると公表。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、同社は31日に164万3600株の買い付けを行った。  リオン<6823.T>=大幅高で3連騰。30日の取引終了後、25年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比10.7%増の204億9000万円、経常利益は同16.2%増の31億2900万円だった。10~12月期の経常利益は同42%増と高い伸びを示し、通期計画に対する進捗率は85%に上った。更に、配当予想も増額しており、評価されたようだ。補聴器は減収となり医療機器事業は低調に推移。環境機器事業は営業損失となった。一方、微粒子計測器事業は半導体製造工場の増強の流れを背景に、液中微粒子計の販売が好調に推移し、大幅な増収増益となった。期末配当予想に関しては従来の見通しの27円から、社長就任に伴う記念配当5円を含め15円増額して42円に引き上げた。年間配当予想は記念配当を含め70円(前期比15円増配)となる。 ※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。 出所:MINKABU PRESS

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