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【↓】日経平均 大引け| 6日続落、米株安・円高でリスク回避の売り優勢 (7月24日)
配信日時:2024/07/24 18:37
配信元:MINKABU
日経平均株価
始値 39336.74
高値 39643.27(09:47)
安値 39096.50(14:50)
大引け 39154.85(前日比 -439.54 、 -1.11% )
売買高 16億4730万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆8657億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅安で6日続落、急激な円高嫌気
2.米株市場は様子見、東京市場も前場は方向感見えず
3.後場に先物主導で急落、一時3万9000円大台攻防に
4.半導体製造装置主力株は大商いのなか下値模索続く
5.9割超が下落する全面安、売買代金は4兆円割れ継続
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比57ドル安と反落した。大手ハイテク企業の決算発表を控えに持ち高調整の売りが優勢となった。
東京市場では、リスク回避の流れが強まり、日経平均株価は後場に入って下げ幅を広げた。為替の円高を嫌気する売りが全体相場を押し下げた。
前日の米国株市場は様子見ムードでNYダウ、ナスダック総合株価指数ともにわずかながら安く引けており、きょうの東京市場も方向感の見えにくい動きが予想されたが、後場に入ると先物主導で一気に売りが加速した。外国為替市場では取引時間中に円買いの動きが活発化、1ドル=154円台半ばまで円高が進んだことで、リスクオフの地合いを助長する形に。日経平均の下げ幅は一時500円近くまで広がる場面があり、3万9000円台攻防の様相をみせた。値ごろ感からの押し目買いは観測されたものの、その後も戻し切れず、3万9100円台で取引を終えている。個別株もプライム上場銘柄の9割を超える銘柄が下落する全面安に近い商状となった。一方、売買代金の方は3兆8000億円台にとどまり、4兆円台を下回る日が続いている。
個別では、売買代金で群を抜くディスコ<6146>が下値模索を続けたほか、売買代金2位のレーザーテック<6920>も安い。このほか東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>なども冴えない。商船三井<9104>が利食われ、川崎重工業<7012>も安い。三菱自動車工業<7211>は大幅安となった。KOA<6999>が値下がり率トップに売られ、ヤマシンフィルタ<6240>も急落。FIG<4392>、IBJ<6071>なども大きく水準を切り下げた。
半面、ニデック<6594>が商いを伴い大幅高、SCREENホールディングス<7735>、HOYA<7741>などもしっかり。ローツェ<6323>も買いが優勢だった。古河電池<6937>が急騰、サンケン電気<6707>、イーグル工業<6486>が値を飛ばしたほか、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>も大きく値を上げた。U-NEXT HOLDINGS<9418>も物色人気に。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519>、ニデック <6594>、HOYA <7741>、第一三共 <4568>、スクリン <7735>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約36円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、信越化 <4063>、富士フイルム <4901>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約107円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)精密機器、(2)医薬品、(3)その他製品、(4)情報・通信業、(5)電気機器。一方、下落率の大きかった5業種は(1)海運業、(2)電気・ガス業、(3)証券商品先物、(4)空運業、(5)不動産業。
■個別材料株
△イオン九州 <2653> [東証S]
株主優待制度の変更で個人投資家の買いを誘う。
△ジーダット <3841> [東証S]
TSMCのアライアンス加入を材料視。
△イントラマト <3850> [東証S]
経理向けDXシステム基盤を石油資源 <1662> が導入。
△イーグル工 <6486> [東証P]
25年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△ニデック <6594> [東証P]
25年3月期業績予想の上方修正と株式分割を好感。
△サンケン <6707> [東証P]
米アレグロ株式の一部を売却へ。
△古河池 <6937> [東証P]
アドバンテッジパートナーズが1400円でTOBへ。
△サイゼリヤ <7581> [東証P]
価格据え置きで消費者ニーズ取り込み業績絶好調。
△タムロン <7740> [東証P]
レンズ好調で上期業績は計画上振れ着地。
△UNEXT <9418> [東証P]
プレミアリーグの国内独占配信権を取得。
▼FIG <4392> [東証P]
6月中間期業績は計画下振れでCB・新株予約権発行を決議。
▼三菱自 <7211> [東証P]
4~6月期最終利益39%減をネガティブ視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)古河池 <6937>、(2)サンケン <6707>、(3)イーグル工 <6486>、(4)ヨシムラHD <2884>、(5)ニデック <6594>、(6)UNEXT <9418>、(7)タムロン <7740>、(8)フューチャー <4722>、(9)ぐるなび <2440>、(10)Genky <9267>。
値下がり率上位10傑は(1)KOA <6999>、(2)ヤマシン―F <6240>、(3)瑞光 <6279>、(4)FIG <4392>、(5)IBJ <6071>、(6)三菱自 <7211>、(7)ジャムコ <7408>、(8)M&A総研 <9552>、(9)BEENOS <3328>、(10)マツキヨココ <3088>。
【大引け】
日経平均は前日比439.54円(1.11%)安の3万9154.85円。TOPIXは前日比40.27(1.42%)安の2793.12。出来高は概算で16億4730万株。東証プライムの値上がり銘柄数は122、値下がり銘柄数は1499となった。東証グロース250指数は648.21ポイント(12.69ポイント安)。
[2024年7月24日]
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