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「株の買い時」さんに聞いたヒストリカルPERを用いた銘柄選別法

配信日時:2024/02/08 15:39 配信元:FISCO
*15:39JST 「株の買い時」さんに聞いたヒストリカルPERを用いた銘柄選別法 YouTubeにて登録者38.9万人を誇り株式投資の情報を発信されている「株の買い時を考えるチャンネル」を運営する株の買い時さんに、ヒストリカルPERを用いた投資手法を教えていただきました。

大型株の業績にはサイクルが存在する可能性があり、PERも歴史的な高安が意識されることが散見されます。そのため、PERが過去平均を下回り下限に達した銘柄を買い、PERが高くなったところで売却することができれば良いトレードができる可能性があることを株の買い時さんは指摘しています。

実際に株の買い時さんがこの手法を用いて良いトレードができた例としてベイカレント・コンサルティング<6532>があげられます。同社はデジタル技術を活用した経営戦略の立案と実行支援に強みを有す日系最大級の総合コンサル会社です。2018年以降19年末まで株価はおおよそPER10~26倍、平均18倍の水準で推移していました。業績が好調に推移していたため2020年2月には高値848円をつけましたが、その後3月には新型コロナウイルス感染拡大の影響で株価は400円を下回る水準まで下落し、予想PERは13倍程度まで低下し、PERは過去平均を下回り下限に達したと思われる水準になりました。その後4月以降は全体相場が回復に転じ、この間に同社株価は怒涛の上昇を示しました。株価は21年9月には6,340円の高値をつけ、20年3月からわずか1年半でテンバーガーを達成しました。

フィスコWEBではスクリーニング機能を提供しており、間もなくヒストリカルPERを用いたスクリーニング機能も装備の予定です。このスクリーニングを用いることで、例えば、買い候補の銘柄を探すときには、直近PERが過去5年のヒストリカルPERの下限よりも低くなっている銘柄といった条件設定が可能で、ヒストリカルPERに照らし合わせ割安感のある銘柄のスクリーニングが可能です。また売却のタイミングを探る方法として、直近PERが過去5年のヒストリカルPERを上回っている銘柄といった条件設定も可能です。このヒストリカルPERを用いたスクリーニングは、いずれの証券会社および投資情報サイトも提供しておらず、フィスコ独自のスクリーニングツールです。

ヒストリカルPERを用いた他銘柄の分析に興味のある方は「FSCC投資ツール開発プロジェクト」で検索して、「FSCC投資ツール開発プロジェクト」のサイトに進み、プロジェクト一覧から「株の買い時氏:PER過去平均・高安スクリーニング」の「詳細を見る」にてご覧ください。 <FA>

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