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トヨタ、豊田自動織機の不正あったエンジン搭載車を一時出荷停止

配信日時:2024/01/29 15:16 配信元:REUTERS

Maki Shiraki

[東京 29日 ロイター] - トヨタ自動車は29日、豊田自動織機に委託した自動車用ディーゼルエンジン3機種の出力試験で違反行為が確認されたエンジンを搭載した車両の出荷をいったん停止すると発表した。該当するエンジンが搭載された車両は「ランドクルーザー300」や「ハイラックス」など世界で10車種、このうち日本は6車種。

トヨタはこの日の発表資料で、グループ企業のダイハツ工業に続き、豊田自動織機でも不正が繰り返されてきたことを受け、「認証を行うメーカーとしての根幹を揺るがす事態であると大変重く受け止める」とした上で、「豊田自動織機のエンジン事業の再生に向け、継続的にサポートしていく」とコメントした。

豊田自動織機は同日、フォークリフト用エンジンの認証試験を巡る特別調査委員会の調査で、フォークリフト用エンジンでの不正が拡大したことや、新たにトヨタ向けの自動車エンジンでも不正行為が確認されたことを公表した。

国土交通省は30日午前9時から、豊田自動織機の碧南工場(愛知県碧南市)に立ち入り検査を実施する。

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