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米金利先物、5月利下げ確率90%となお大勢 個人消費支出統計受け

配信日時:2024/01/27 01:10 配信元:REUTERS

[26日 ロイター] - 米商務省発表の昨年12月の個人消費支出(PCE)価格指数を受け、26日の金利先物市場で米連邦準備理事会(FRB)が利下げに着手するのは5月になるとの観測が引き続き維持された。

金利先物市場では、4月30日─5月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)で最初の利下げが決定されるとの見方がなお大勢となっている。市場が織り込む5月1日までに利下げが実施される確率は約90%。これに対し3月利下げの確率は約48%となっている。

商務省が朝方発表した2023年12月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年同月比2.6%上昇した。伸びは前月から横ばいで、3カ月連続で3%を下回った。

ソシエテ・ジェネラルで米国金利戦略の責任者を務めるスバドラ・ラジャッパ氏は、FRB当局者が緩和が可能だと確信するためにはより多くのデータが必要な可能性が高いと指摘。「ディスインフレの傾向は続いている」が、個人消費と労働市場は引き続き堅調で「FRBは政策をより長期間据え置くべき」との主張を裏付けているとした。

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