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ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨

配信日時:2024/01/25 23:49 配信元:REUTERS

[フランクフルト 25日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は25日の理事会で、政策金利の据え置きを決定した。据え置きは3会合連続で予想通り。インフレ対策へのコミットメントを改めて確認し、金融緩和を検討し始めていることは示唆しなかった。

理事会後のラガルド総裁の記者会見での発言は以下の通り。

<経済の停滞>

ユーロ圏経済は2023年第4・四半期に停滞した可能性が高い。入手されるデータは短期的に弱さを示唆し続けている。

<インフレ率は低下傾向>

ほぼ全ての基調的なインフレ指標は12月に一段と低下した。

<成長の下方リスク>

経済成長に対するリスクは依然として下方に傾いており、金融政策の効果が予想以上に強くなれば、成長率は低下する可能性がある。

<エネルギー価格がカギ>

エネルギー価格が、原油およびガス価格の先行きに対する市場予想の最近の下方シフトに沿って推移すれば、インフレ率は短期的にさらに急速に低下する可能性がある。

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