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午後3時のドルは上昇一服147円後半、米金利高が小休止

配信日時:2024/01/18 15:29 配信元:REUTERS

Shinji Kitamura

[東京 18日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅安の147円後半で取引されている。米金利の上昇が小休止し、連日のドル高も一服となった。

ドルは前日海外でつけた1カ月半ぶり高値の148円半ばからじり安となった。東京市場では、久々の高値圏とあって上値で「実需が売り興味を示しているほか、短期筋の戻り売りも出やすい」(都銀ディーラー)状況だったという。

米10年債利回りが、アジア市場の取引で4.09%台へ低下したことも、ドル高の勢いをそぐ手掛かりとなった。

一方、日中安値は147円後半と下げも限定的だった。「高金利のドルは下落局面で押し目買いが入りやすい」(FX会社)という。

豪ドルは97円前後で売買が交錯した。昨年12月の就業者数は前月比6万5100人減と事前予想の1万7600人増から予想外の減少となったが、目立った反応はなかった。

市場では「ブラックフライデーに先立ち、11月にかけて企業が雇用を増やした反動が影響したようだ」(外銀アナリスト)との声が出ていた。11月の就業者数は、速報の6万1500人増から7万2600人増へ上方修正された。

ユーロはじり高基調が続き、161円前半と昨年12月1日以来1カ月半ぶり高値を更新した。欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのクノット・オランダ中銀総裁が17日、「現在の市場にある政策金利の先行き予想を、われわれは正当化しない」などと発言し、米国同様に早期の利下げ観測が後退した。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.86/147.89 1.0893/1.0897 161.11/161.12

午前9時現在 148.13/148.14 1.0884/1.0888 161.24/161.29

NY午後5時 148.15/148.17 1.0881/1.0885 161.22/161.26

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