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東京株式(大引け)=385円高、大幅続伸で遂にバブル後最高値更新

配信日時:2024/01/09 15:55 配信元:MINKABU
 9日の東京株式市場は大きくリスクオンに傾き、日経平均株価は大幅高。終値で昨年7月の高値を上回りバブル崩壊後の最高値を更新した。  大引けの日経平均株価は前営業日比385円76銭高の3万3763円18銭と大幅続伸。プライム市場の売買高概算は16億6160万株、売買代金概算は4兆1349億円。値上がり銘柄数は1315、対して値下がり銘柄数は311、変わらずは31銘柄だった。  きょうの東京市場は朝方からリスク選好の地合いで日経平均株価は一時600円を超える上昇で3万4000円大台目前まで上値を伸ばす場面があった。前日の米国株市場では長期金利低下を好感する形でハイテク株中心に買われ、NYダウが3日続伸したほか、ナスダック総合株価指数は2%を超える上昇を示すなど上げ足を強めた。また、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3%超の大幅高となり、これを受けて東京市場でも半導体関連を中心に投資資金が流入した。日経平均は買い一巡後は急速に伸び悩んだが、後場後半に買い直され、結局3万3763円で着地。昨年7月3日につけたバブル崩壊後の最高値である3万3753円を約半年ぶりに上回り、33年10カ月ぶりに高値を更新した。値上がり銘柄数は全体の8割を占め、売買代金は4兆円を上回る活況商いだった。  個別では、売買代金断トツのレーザーテック<6920.T>が小幅ながら反発、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>、ディスコ<6146.T>などその他の半導体製造装置関連は大きく買われる展開となった。ソシオネクスト<6526.T>が堅調、野村マイクロ・サイエンス<6254.T>も値を飛ばした。キーエンス<6861.T>、日立製作所<6501.T>なども上昇した。ファーマフーズ<2929.T>、リケンNPR<6209.T>が急騰、ソリトンシステムズ<3040.T>、オプティム<3694.T>なども大幅高に買われた。TOWA<6315.T>も物色人気。  半面、川崎汽船<9107.T>が利食われたほか、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>なども冴えない動き。三菱商事<8058.T>、日本製鉄<5401.T>も売りに押された。富士通<6702.T>も軟調。稲畑産業<8098.T>が大幅安となったほか、ファインデックス<3649.T>、テラスカイ<3915.T>などの下げも目立つ。 出所:MINKABU PRESS

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