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中国で国債ファンド増、新資本規制で透明性高い資産に銀行需要
配信日時:2023/12/22 18:45
配信元:REUTERS
[上海 22日 ロイター] - 中国の資産運用会社が国債ファンドの設定を急いでいる。銀行の間で、来年1月から施行される新たな自己資本規制を控えて、透明性の高い低リスク投資商品の需要が高まっているためだ。
金融情報サービス「Wind」によると、今月は30以上の債券ファンドが設定され、今年最大となる総額1100億元(154億ドル)を集めた。国債・準国債ファンドの人気が高い。
GFチャイナボンド0─2年政策銀行債インデックスファンドと博時JinYuan債券ファンドはそれぞれ80億元近くを集めた。今年設定された債券ファンドの中で最大級の規模だ。
新たな自己資本規制ルールでは、金融機関の発行した債券などのリスクウエートを引き上げる。これを受け、銀行の間で透明性の高い資産への投資需要が高まっている。透明性の低いファンドに投資する銀行は所要資本が引き上げられる可能性がある。
中信証券のチーフエコノミストは、11月に商業銀行が金融機関発行債への配分を引き下げ、国債や準国債の保有を大幅に増やしたと指摘。新ルールがすでに金融機関に何らかの影響を及ぼしている可能性があると指摘した。
新規則は11月1日に最終決定された。国債や政策銀行債など準国債のリスクウエートは引き続き0%だ。
パッシブ型債券ファンドも恩恵を受けている。ファンド・コンサルティング会社Zベン・アドバイザーズのリサーチ責任者は、新ルールの導入で透明性の高い商品への配分が高まると指摘。銀行の間でパッシブ型債券ファンドの需要が高まるだろうと述べた。
ChinaAMC・SSEマーケットメイキング国債インデックスETFの最大の投資家は中国招商銀行だ。
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