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NY外為市場=ドル指数1週間ぶり安値、米PCEに注目

配信日時:2023/12/22 07:15 配信元:REUTERS

[ニューヨーク 21日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨バスケットに対し下落し、1週間ぶりの安値を付けた。米金融政策の行方の手がかりを示す可能性があるとして、22日に発表される米個人所得・消費支出統計に注目が集まっている。

21日発表された米指標では、第3・四半期の実質国内総生産(GDP)確報値は年率換算で前期比4.9%増と、改定値の5.2%増から下方改定された。また、16日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は2000件増の20万5000件となった。小幅な増加にとどまり、年末が近づく中で米経済の基調的な力強さを示唆した。

バノックバーン・グローバル・フォレックスのチーフマーケットストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「GDPは支援材料とはならなかった」と指摘。ただ、今日の値動きからは「市場が今後1年間の利下げについてどの程度積極的に見込んでいるかを再考している様子は見られない」と述べた。

主要6通貨に対するドル指数は1週間ぶりの低水準を付けた後、終盤の取引では0.596%安の101.8。

ドル/円は0.93%安。日本政府は21日、2023年度の実質成長率見通しを7月に公表した前年比1.3%から1.6%へ上方修正した。

ポンド/ドルは0.4%高の1.2689ドル。

リスクに敏感な豪ドルとニュージーランド(NZ)ドルも上昇。豪ドル/米ドルは1.04%高の0.68005米ドル、NZドル/米ドルは0.74%高の0.6294米ドル。

暗号資産(仮想通貨)ではビットコインは0.29%高の4万3791ドル。

ドル/円 NY終値 142.10/142.13

始値 142.71

高値 142.85

安値 142.05

ユーロ/ドル NY終値 1.1008/1.1012

始値 1.0978

高値 1.1012

安値 1.0973

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