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米一戸建て住宅着工件数、11月は18%増 金利低下が恩恵

配信日時:2023/12/20 00:20 配信元:REUTERS

[ワシントン 19日 ロイター] - 米商務省が19日発表した11月の一戸建て住宅の着工件数(季節調整済み)は年率換算で前月比18.0%増の114万3000戸となった。住宅ローン金利の低下で潜在的な住宅購入者が市場に戻りつつあるため、着工件数は今後一段と増加する可能性がある。

10月の一戸建て住宅着工件数は96万9000戸と、従来の97万戸から若干下方修正された。

11月の一戸建て住宅の建設許可件数は0.7%増の97万6000戸。一戸建ては住宅建設全体の大部分を占める。

米連邦準備理事会(FRB)が利上げ局面は終了した可能性があると示唆する中、米国では金利が低下。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年固定住宅ローン金利の先週の平均は6.95%と、8月以来の低水準を付けた。

5戸以上の集合住宅の着工戸数は8.9%増の40万4000戸。ただ、建設中の集合住宅が多いため着工は鈍化しつつある。

一戸建てと集合住宅を合わせた全体の着工件数は14.8%増の156万戸。ロイターがまとめた市場予想は136万戸だった。

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