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前場の日経平均は小反発、日銀会合の結果待ちで一進一退

配信日時:2023/12/19 12:34 配信元:REUTERS

[東京 19日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は、前営業日比40円80銭高の3万2799円78銭と小幅に反発した。日銀の金融政策決定会合を前に様子見が強まり、午前の取引は前日終値を挟んだ一進一退が続いた。

日経平均は15円高で寄り付いた後、一時イベント前の持ち高調整売りに押され104円安に下落した。その後は切り返して81円高に上昇する場面もあった。前日終値を挟んだ上下動となり、方向感は出なかった。

市場では「日銀会合の結果や総裁会見後の為替の動きで短期的なシナリオが変わってくるため動きにくい」(野村証券の神谷和男投資情報部ストラテジスト)との声が聞かれた。半導体関連が堅調で、指数を支えた。このところ下げが目立った銀行や保険はプラス。前日に大きく上昇した海運は上げ一服となった。 TOPIXは0.17%安の2312.91ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は1兆5862億3500万円だった。東証33業種では、値上がりは保険や食料品、その他製品など8業種で、値下がりは空運や陸運、鉄鋼など25業種だった。 東京エレクトロンやレーザーテックといった半導体関連がしっかり。東京海上HLDGは堅調だった。一方、米鉄鋼大手のUSスチールの買収を発表した日本製鉄は急落した。テルモや信越化学工業は軟調。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが694銘柄(41%)、値下がりは898銘柄(54%)、変わらずは68銘柄(4%)だった。

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