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独企業、供給網多様化で21年以降にコスト2%上昇=連銀調査

配信日時:2023/12/19 10:00 配信元:REUTERS

[フランクフルト 18日 ロイター] - ドイツ企業がサプライチェーン(供給網)の多様化に数年取り組んできたことでコストが上昇しており、特に中国とつながりのある企業は今後さらにコストが押し上げられる可能性がある。ドイツ連邦銀行が8400社を対象に行った調査で18日明らかになった。

調査によると、回答企業の45%がサプライチェーンの変更によるコスト増を見込んでいる。約20%は製造コストが5%以上上昇すると予測している。

また60%の企業はすでにサプライチェーンの信頼性を高める対策を導入しており、特に中国と取引のある企業は他社よりも多くの対策を実施済みだ。

さらに約40%の企業が、特に中国と西側諸国の間で地政学的リスクが高まっていることもあり、来年末までに追加の措置を計画している。

連邦銀行の概算によると、2021年以降実施された対策により、コストは約2%上昇しており、来年末までに計画されている追加措置でさらに2%の上昇が見込まれている。

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