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カナダ中銀、来年にも利下げ開始の可能性と総裁=加TV

配信日時:2023/12/19 08:19 配信元:REUTERS

[オタワ 18日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁は、コアインフレ率が予想通り低下すれば、来年に利下げを開始する可能性があると述べた。BNNテレビが18日、インタビューを放送した。

同総裁は15日、早期の利下げを明確に否定する姿勢を示していた。

カナダ中銀は今年6月と7月に25ベーシスポイント(bp)の利上げを実施した後、3会合連続で政策金利を据え置いている。インフレ率は10月時点で3.1%と、8%を超えていた2022年のピークから低下したものの、21年3月から中銀の目標(2%)を上回る状況が続いている。

マックレム氏はBNNに対し「24年のある時点」で金利が低下し始める可能性があると述べたが、詳細には踏み込まなかった。

カナダ中銀は従来、25年末までにインフレ率が2%に低下すると予想してきたが、マックレム氏は先週、来年末までに目標に近づくとの見方を示した。

同氏はBNNに対し、利下げを検討する前にコアインフレ指標の持続的な低下を確認したいと改めて表明。BNNのウェブサイトに掲載された記事によると、同氏は「われわれの予測では来年のある時点だ」と述べたが、具体的な時期を示すことは控えた。

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