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世界の債務総額、第3四半期は307兆ドルで過去最高=国際金融協会
配信日時:2023/11/17 08:43
配信元:REUTERS
Libby George
[ロンドン 16日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が16日公表したリポートによると、第3・四半期の世界の債務総額は307兆4000億ドルと過去最高を記録した。新興国債務の対国内総生産(GDP)比も最高を更新した。
今年末の世界の債務は310兆ドルに達し、過去5年で25%余りの増加となる見込み。さらにポピュリズム(大衆迎合主義)の拡大で来年はさらに債務が膨れ上がる恐れがある。
IIFの持続可能調査ディレクター、エムレ・ティフティク氏は、来年は米国やインド、南アフリカ、トルコ、パキスタンなど50カ国以上で選挙が行われると指摘した上で、「政治的な極端化の進行や地政学的緊張の高まりに直面したこれらの選挙はポピュリズムへの道を開くかもしれない」と述べ、それが政府の借り入れと歳出を増やし、財政規律を緩めてもおかしくないと付け加えた。
ティフティク氏は、世界全体で歳入に占める債務返済費用の比率がどんどん大きくなっており、パキスタンとエジプトでは「警戒すべき」水準に達したとの見方を示した。米国でも現在10%弱となっている政府の歳入に対する利払い費の比率は2026年までに15%まで高まるとみられている。
世界全体では債務の対GDP比は333%でほとんど変わっていない。ただ新興国は255%と、5年前の同時期に比べて32ポイントも上昇した。ロシアや中国、サウジアラビア、マレーシアが主に比率を押し上げた。
第3・四半期のセクター別債務では、政府が最も大幅に増えたが、米国や中国を含めた経済規模の大きい国では家計と企業の債務負担も増大している。
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