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米鉱工業生産、10月製造業0.7%低下 自動車ストが重し

配信日時:2023/11/17 01:55 配信元:REUTERS

[ワシントン 16日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が16日発表した10月の鉱工業生産指数は、製造業の生産指数が0.7%低下した。全米自動車労組(UAW)のストライキで自動車生産が抑制され、予想(0.3%低下)を超えて低下した。ただ、他の部門の生産活動はおおむね堅調だった。

前年同月比では1.7%低下。9月は前月比0.2%上昇と、従来の0.4%上昇から下方改定された。

自動車・部品は10.0%低下。前月は0.5%低下していた。9月15日に始まったUAWの米3大自動車メーカー(ビッグ3)に対する一斉ストライキは10月末に事実上終結している。

自動車・部品を除く生産指数は0.1%上昇した。

一次金属のほか、家具なども減少。一方、コンピューター・電子製品、電気機器、家電などは急増した。

鉱業生産は0.4%上昇。前月は横ばいだった。

公益事業は1.6%低下。前月は0.6%低下していた。

鉱工業生産指数は0.6%低下。 前月は0.1%上昇していた。

産業部門の設備稼働率は78.9%と、0.6%ポイント低下。1972─2022年の平均を0.8%ポイント下回っている。

製造業の設備稼働率は77.2%と、77.8%から低下。長期平均を1%ポイント下回っている。

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