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東京株式(大引け)=95円安、前日急騰の反動で利益確定売り優勢に

配信日時:2023/11/16 15:49 配信元:MINKABU
 16日の東京株式市場は幅広く利益確定の動きが広がり、日経平均株価は下値を試す展開となった。しかし、押し目買い需要も旺盛で下げ幅は限定的だった。  大引けの日経平均株価は前営業日比95円29銭安の3万3424円41銭と4日ぶり反落。プライム市場の売買高概算は14億5188万株、売買代金概算は3兆7183億円。値上がり銘柄数は410、対して値下がり銘柄数は1210、変わらずは39銘柄だった。  きょうの東京市場は前日まで急ピッチで上昇してきた反動で利食い優勢の地合いとなり、日経平均株価は今週に入って初めて安く引けた。前日は今年最大の上げ幅で3万3500円台まで一気に水準を切り上げたが、きょうは米長期金利の上昇などを背景に様子見ムードが強まり、小売や医薬品、食料品など内需株中心に売りがかさんだ。ただ、外国為替市場でドル高・円安が進んだこともあって半導体関連など主力ハイテク株は頑強な値動きを示すものが多く、全体指数を支える格好となった。結局、日経平均の下げは100円未満と小幅にとどまっている。もっとも、業種別では33業種中24業種が下落し、値下がり銘柄数は1200を超えプライム上場銘柄の72%を占めるなど、全体としては売り圧力の強い地合いだったといえる。  個別では、アドバンテスト<6857.T>が利益確定売りで冴えず、三菱商事<8058.T>も安い。SMC<6273.T>が売られたほか、村田製作所<6981.T>も軟調。三菱重工業<7011.T>も売りに押された。日本ケミコン<6997.T>が急落、エムアップホールディングス<3661.T>も大幅安。力の源ホールディングス<3561.T>、メドピア<6095.T>などの下げも目立った。  半面、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920.T>が高く、売買代金2位に入ったルネサスエレクトロニクス<6723.T>も上昇した。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が値を上げ、リクルートホールディングス<6098.T>は大幅高。ソフトバンクグループ<9984.T>も堅調。キーエンス<6861.T>の上げが目を引く。ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>が続急騰となり、富士通ゼネラル<6755.T>、野村マイクロ・サイエンス<6254.T>、サムコ<6387.T>、KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>なども値を飛ばした。 出所:MINKABU PRESS

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