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機械受注9月は前月比1.4%増、「足踏み」判断を維持

配信日時:2023/11/16 09:06 配信元:REUTERS

Shinichi Uchida Kentaro Sugiyama

[東京 16日 ロイター] - 内閣府が16日に発表した9月の機械受注統計によると、設備投資の先行指標である船舶・電力を除いた民需の受注額(季節調整値)は前月比1.4%増だった。3カ月ぶりの増加。内閣府は機械受注の基調判断を前回と同様に「足踏みがみられる」で維持した。前年比では2.2%減だった。

ロイターが事前にまとめた予測値は前月比0.9%増で、結果は予想を上回った。

製造業は前月比1.8%減の4082億円で2カ月ぶり減少。業種別では「化学工業」、「はん用・生産用機械」、「パルプ・紙・紙加工品」などがマイナスに影響した。

非製造業(除く船舶・電力)は同5.7%増の4448億円と2カ月ぶりに増加した。「リース業」、「金融業・保険業」、「通信業」などが押し上げに寄与した。

外需は前月比18.2%増の1兆3135億円で、2カ月ぶりに増加した。

機械受注統計は機械メーカーの受注した設備用機械について毎月の受注実績を調査したもの。設備投資の先行指標として注目されている。

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