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BofAも米利上げ終了予測、バークレイズは追加利上げ予想

配信日時:2023/11/15 17:20 配信元:REUTERS

[15日 ロイター] - BofAグローバル・リサーチは、10月の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことを受けて、連邦準備理事会(FRB)の利上げが終了したとの見方を示した。

これまでは12月に最後の25ベーシスポイント(bp)利上げがあると予想していた。

同社は14日付のリポートで、帰属家賃の上昇率鈍化や、住宅を除くコアサービス分野のインフレ鈍化を受けて、FRBが金利を据え置くと予想。

「われわれは、利上げサイクルが終わったと考えている。FRBはおそらく12月の連邦公開市場委員会(FOMC)で来年の追加利上げの可能性を残そうとするだろうが、政策の選択がハト派寄りである以上、タカ派的なレトリックの見返りは少なくなる」と述べた。

同社はFRBが来年6月に利下げを開始し、毎四半期、利下げを実施すると予想している。

他の大半の大手金融機関も、FRBの利上げが終了した可能性が高いとの見方を示しているが、バークレイズは依然として来年1月の25bp利上げを予想。

「注意深く分析すると、コアインフレ圧力の緩和は、やや誇張されているようだ」とし「経済活動や労働市場に関するデータにはまだかなりの勢いがあり、来年初めの追加利上げの根拠は残されていると考える」としている。

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