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スズキ今期業績は円安で上振れ、2.7%営業増益 売上高初の5兆円へ

配信日時:2023/08/04 18:50 配信元:REUTERS

[東京 4日 ロイター] - スズキは4日、2024年3月期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は5.9%減を見込んでいたが、一転して2.7%増となる見通し。為替の円安影響が利益を押し上げる。売上高は4兆9000億円から、初の5兆円に引き上げた。

上方修正後の今期営業利益は3600億円となる見通しで、IBESによるアナリスト19人による予測平均3847億円を下回っている。

営業利益に対し、販売台数の影響で前回から80億円下振れる一方、為替の影響で380億円上振れ、差し引き300億円の押し上げとなる。

期初からの円安進行を踏まえ、今期予想の前提となる為替レートは1ドル130円から134円へ円安方向へ見直した。

今期の世界販売計画は、四輪が318万1000台、二輪は191万9000台に下方修正した。前回予想から四輪は5000台、二輪は2万2000台それぞれ減らした。四輪はパキスタンの輸入規制の影響を考慮、二輪は中国や中南米などでの下振れを反映した。

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