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ECBが利上げペース減速を検討、3月は0.25%に縮小か=報道

配信日時:2023/01/18 01:09 配信元:REUTERS

[17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)当局者が利上げペースの減速を検討し始めていると、ブルームバーグが17日、複数のECB高官の情報として報じた。

2月の会合では依然として0.50%ポイント利上げの公算が大きいものの、その後の3月会合では利上げ幅を0.25%ポイントに縮小する道筋への支持が高まっているという。

ただ、最終的な決定には至っておらず、3月も0.50%ポイントの追加利上げとなる可能性もあると、関係筋は強調した。

ECBは昨年12月に開催した理事会で政策金利の0.50%ポイント引き上げを決定。利上げは4会合連続だが、利上げ幅は過去2回の理事会の0.75%ポイントから縮小した。ラガルドECB総裁は記者会見で「次回会合と、おそらくその次の会合で、さらに0.50%ポイントの利上げが決定されると予想される」と表明していた。

ブルームバーグの報道を受け、ユーロは上げ幅を縮小。短期金融市場では2月の0.50%ポイント利上げの確率が引き続き織り込まれる一方、3月の0.50%ポイント利上げの確率は80%から60%近辺に低下した。

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