Reuters Japan Online Report Business News
物価動向に合わせた賃上げなど検討を=経団連・経労委報告
配信日時:2023/01/17 17:06
配信元:REUTERS
[東京 17日 ロイター] - 経団連は17日、2023年春季労使交渉に向けた経営側の基本スタンスを示す「経営労働政策特別委員会報告」(経労委報告)を公表した。日本経済が約30年ぶりの物価上昇局面を迎え、労働団体の連合が3─5%の賃金の底上げに向けた要求水準を示す中、経団連も転換点との位置づけで、賃上げの検討を企業に促した。
経団連の十倉雅和会長(住友化学会長)は経労委報告の序文で、23年は「特別な状況で春季労使交渉を迎えている」と指摘。報告は久々に物価動向についてに言及しており「大きな転換点になると位置づけている」とした。
会見した大橋徹二経団連副会長(コマツ会長)は「物価動向を特に重視しながら、賃金の引き上げと総合的な処遇改善、人材育成の積極的な推進・対応を呼びかけていく」と述べた。
大橋副会長は「賃金引き上げへのモメンタムは強い」と述べた上で「ベアも一つの選択肢であるが、個社の支払い能力やモメンタムのバランスで決めること」と述べた。水準の判断は個社に任せるとした。
連合は基本給の引き上げ幅(ベースアップ)の賃上げ分を3%程度、定期昇給分を含めた賃上げを5%程度とした要求水準を定めている。衣料品店「ユニクロ」を運営するファーストリテイリングは、日本の従業員の報酬水準を最大4割引き上げると発表しており、賃金上昇に向けた動きが活発化している。
連合の要求に関して経団連は「例年より物価高で数字を増やしたロジックは大変理解できるが、数字そのものは個社が決めること」との見解を示した。
(佐古田麻優 編集:石田仁志)
ニュースカテゴリ
注目トピックス 市況・概況
NY市場・クローズ
海外市場動向
注目トピックス 日本株
注目トピックス 経済総合
強弱材料
コラム【EMW】
オープニングコメント
日経225・本日の想定レンジ
寄り付き概況
新興市場スナップショット
注目トピックス 外国株
個別銘柄テクニカルショット
ランチタイムコメント
後場の投資戦略
後場の寄り付き概況
相場概況
本日の注目個別銘柄
JASDAQ市況
マザーズ市況
Miniトピック
来週の買い需要
日経QUICKニュース
みんかぶニュース 投資家動向
みんかぶニュース 為替・FX
みんかぶニュース 市況・概況
みんかぶニュース 個別・材料
みんかぶニュース コラム
みんかぶニュース その他
ビットコインニュース
アルトコインニュース
GRICI
暗号資産速報
Reuters Japan Online Report Business News
金融ウォッチ その他
FISCO その他
グロース市況