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原油先物は下落、景気後退懸念が圧迫

配信日時:2023/01/17 11:29 配信元:REUTERS

[メルボルン 17日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。スイスのダボスで開催されている世界経済フォーラムを受けて景気後退への懸念が広がり、中国の燃料需要回復の見通しを背景とした楽観論が後退している。

0114GMT(日本時間午前10時14分) 時点で北海ブレント先物は前営業日終値比0.38ドル(0.5%)安の1バレル=84.08ドル。

米WTI先物は1.16ドル(1.5%)安で1バレル=78.70ドル。16日の米市場はキング牧師生誕記念日で休場だった。

世界経済フォーラムでは、民間および公共部門のエコノミストの3分の2が今年の世界的景気後退を予想しており、約18%が「極めてあり得る」と考えているとの調査結果が明らかにされた。

PWCが行った最高経営責任者(CEO)の調査も、10年前の調査開始以来最も悲観的な内容だった。

ドルが7カ月ぶり安値から上昇したことも、原油価格の圧迫要因となっている。他通貨の保有者とって割高となることが背景。

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