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中国の新型コロナ巡る混乱、供給網を圧迫=NY連銀

配信日時:2023/01/10 00:57 配信元:REUTERS

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が6日に発表した2022年12月のグローバル・サプライチェーン・プレッシャー・インデックス(GSCPI)は1.18となり、11月の改定値の1.23から低下した。世界のサプライチェーン(供給網)の圧力は22年春以降著しく緩和して9月に底を打ち、その後狭い範囲で推移している。

供給網圧力は緩和してきたものの、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に関わる中国の新たな混乱に直面していると指摘した。

ニューヨーク連銀のエコノミストはブログへの投稿で「供給網の混乱は22年に著しく弱まったが、(GSCPIの)インデックスが通常範囲へ回帰していたのは過去3カ月間に休止した」とし、「われわれの分析で最近の休止は中国の『ゼロコロナ』政策の緩和を背景としたパンデミックが主因だ」と記した。

中国の最近の混乱が他のアジア経済に影響していると指摘し、供給網に今後与える影響は不確実だと指摘。「中国での最近のパンデミック規制緩和の結果、新型コロナの感染や入院、死亡が相次いでおり、今後の(GSCPIの)推移が注目される」と言及した。

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