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独輸出、11月は前月比-0.3% 米国など低迷で予想外のマイナス

配信日時:2023/01/05 17:11 配信元:REUTERS

[ベルリン 5日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が5日発表した11月の貿易統計によると、輸出は前月比0.3%減と予想外のマイナスとなった。供給網の問題が改善する一方で、高インフレと市場の不透明感が足かせとなっていることが示された。

ロイターがまとめたアナリスト調査は0.2%増だった。10月は0.6%減から0.8%増に修正された。

輸入は3.3%減と市場予想(0.5%減)よりも大幅な落ち込みとなった。

最大の輸出市場である米国への輸出は前月比1.5%減、欧州連合(EU)向けは0.4%減だった。

プライベートバンク、Hauck Aufhaeuser Lampeのアナリストであるアレクサンダー・クルーガー氏は「中国と米国が低調なため、輸出は当面勢いを欠くとみられる」との見方を示した。

原材料調達で制約が弱まったのは楽観的になれる材料と指摘し、輸出部門はリセッション(景気後退)が緩やかなものになるとの見通しを裏付けている」と述べた。

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