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東京株式(大引け)=377円安、ハイテク株など中心に広範囲に売られる

配信日時:2023/01/04 15:52 配信元:MINKABU
 4日の東京株式市場は売り優勢の展開となり、主力ハイテク株などをはじめ広範囲に値を下げる銘柄が多かった。日経平均はフシ目の2万6000円台を下回った。  大引けの日経平均株価は前営業日比377円64銭安の2万5716円86銭と大幅反落。プライム市場の売買高概算は12億4487万株、売買代金概算は2兆7628億円。値上がり銘柄数は213、対して値下がり銘柄数は1584、変わらずは41銘柄だった。  2023年の大発会となったきょうの東京市場は終始軟調。リスク回避目的の売りが噴出する地合いとなり、日経平均は一時430円あまりの下落を強いられる場面もあった。その後下げ渋りはしたものの、終値で2万5700円まで売り込まれ、約9か月半ぶりの安値に沈んだ。前日の米国株市場でハイテク株中心に売りがかさんだことを受け、東京市場も主力株をはじめ広範囲に買いが手控えられる形となった。欧米のリセッション懸念に加え、外国為替市場で一時130円を下回る水準までドル安・円高に振れたことが市場のセンチメントを冷やした。業種別では銀行など金融株が高かったものの、それ以外はほぼ全面安となり、33業種中30業種が安くなった。個別株も全体の86%の銘柄が下落する売り圧力の強い地合いだった。  個別では、レーザーテック<6920.T>が売られたほか、東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>など半導体製造装置関連が安い。日立製作所<6501.T>が軟調、村田製作所<6981.T>など電子部品株も値を下げた。キーエンス<6861.T>も安い。ファーストリテイリング<9983.T>が下値を探り、エーザイ<4523.T>は大幅安。ペッパーフードサービス<3053.T>が急反落となり、川崎汽船<9107.T>、東邦チタニウム<5727.T>の下げも目立つ。新日本科学<2395.T>も下値を探る展開となった。  半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが大きく買われ、りそなホールディングス<8308.T>や第一生命ホールディングス<8750.T>も買いが優勢だった。ソニーグループ<6758.T>もしっかり。東光高岳<6617.T>、ジェイテックコーポレーション<3446.T>が急騰、日本板硝子<5202.T>も値を飛ばした。このほか、ソシオネクスト<6526.T>、エニグモ<3665.T>なども物色人気に。 出所:MINKABU PRESS

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