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FRB、見通し上回る水準まで金利引き上げる必要も=地区連銀総裁

配信日時:2022/12/17 07:03 配信元:REUTERS

[16日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は16日、連邦準備理事会(FRB)が今週公表した最新の金利・経済見通しで示された水準よりも高い水準まで金利を引き上げる必要が出てくる可能性があるとの考えを示した。

FRBは13─14日に開いた今回の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、4.25─4.50%とした。同時に公表した金利・経済見通しによると、FRB政策当局者19人の2023年末の政策金利の予想中央値は5.1%と、9月時点では4.6%から上昇した。

メスター総裁はこれについて、示された中央値を若干上回るとの見方を示した。

インフレについては、安定化しつつあるが、ピークを付けたとは呼べないとし、インフレ抑制には時間がかかると指摘。FRBは利上げ終了後も長期にわたり金利を高水準にとどめる必要があるとし、来年は金利を5%を超える水準に維持しなければならないとの考えを示した。

その上で、利下げに転じるタイミングはカレンダーに縛られるものではないと述べた。

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