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米フィラデルフィア連銀業況指数、12月はマイナス13.8に改善

配信日時:2022/12/16 01:31 配信元:REUTERS

[15日 ロイター] - 米フィラデルフィア地区連銀が15日発表した12月の製造業業況指数はマイナス13.8と、11月のマイナス19.4から改善した。4カ月連続でマイナス圏となったものの、工場経営者は明るい予測を報告し、インフレ圧力が著しく緩和されていると指摘した。

ロイターがまとめたエコノミスト予想はマイナス10だった。

新規受注指数はマイナス25.8と、11月のマイナス16.2から悪化。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)初期の2020年4月以来、2年8カ月ぶりの低水準となった。

雇用指数も12月にマイナス1.8と、11月のプラス7.1から悪化した。

一方、製造業による支払価格指数は12月にプラス26.4と、2年3カ月ぶりの低水準となった。過去の平均を下回ったのは20年9月以来。11月はプラス35.3だった。今年記録した約40年ぶりのインフレが下がり始めたことを示す最新の兆候となった。

今後6カ月の予測は12月にプラス3.8となり、11月のマイナス7.1から上昇。

今後6カ月の設備投資はプラス6.4からプラス18.0へ上昇した。新規受注、出荷、雇用の全ての見通しが改善した。

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