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情報BOX:パウエル米FRB議長の会見要旨

配信日時:2022/12/15 05:58 配信元:REUTERS

[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は13─14日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、4.25─4.50%とした。

パウエルFRB議長がFOMC後に行った会見の内容は以下の通り。

*多くの領域をカバーしたが、金融引き締めの完全な効果はまだ感じられない

*われわれにはまだやるべき仕事がある

*物価の安定なくして堅調な労働市場は維持できない

*十分なインフレ抑制に向け、利上げ継続が適切と期待

*米国経済は昨年に比べ大幅に減速

*住宅市場の活動が大幅に低下

*金利上昇は企業の設備投資にも重し

*労働市場は依然として極めてタイト

*求人数は年初より減少しているが、労働市場は依然として均衡を欠く

*10月と11月のインフレ率、月次では上昇ペースが歓迎すべき鈍化を示す

*インフレリスクは上向き

*インフレ期待は依然抑制されているが、現状に甘んじている余裕はない

*金融情勢は短期的に変動、長期的には制約的な政策の反映が重要

*金利に敏感な部門では需要への影響が見られる、それ以外の部門に影響が及ぶには時間がかかる

*0.50%ポイントの利上げ、利上げ幅としてはまだ大きい

*利上げを実施する余地はまだある

*FRBの見通しは計画ではない、経済に確実性はない

*FRBの決定は入手されるデータ次第

*FRB、引き続き会合ごとに決定を行っていく

*FRBは力強い措置を実施している

*歴史的経緯、尚早な金融緩和を強く警告

*FRB、目的達成まで軌道から外れない

*十分に制約的な政策スタンスにはまだ達していない

*政策委員の見通し、FRB政策金利の行方を判断するのに最適

*今年は毎回の金利・経済見通しでピーク金利見通しが引き上げられた

*次回もピーク金利見通しが引き上げられるかは断言できない

*ピーク金利はデータが悪ければ引き上げられるが、インフレ指標が軟化すれば引き下げられる

*今年前半は迅速な利上げが重要だったが、現時点では利上げペースの速さはそれほど重要ではない

*最終的な金利水準がより重要

*金融・経済情勢に基づき2月に判断

*どの程度まで金利を引き上げるかはインフレの進展や金融情勢、政策をどれだけ制約的にする必要があるのかの判断に基づく

*ある時点で政策は十分制約的になる

*インフレが持続的に下向くと確信できるまで金利をピーク水準で維持する必要があるというのがFOMCの確固たる見解

*住居費は来年には下向くと想定

*空室率はなお極めて高い

*非住宅関連のサービスインフレが下向くためには相当な時間が必要

*サービスのインフレ期待が迅速に下向くことはなく、一段の利上げ必要

*これが金利のピークを引き上げた理由

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