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独消費者信頼感指数、10月は4カ月連続で過去最低更新=GfK

配信日時:2022/09/28 15:44 配信元:REUTERS

[ベルリン 28日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが28日発表した10月の独消費者信頼感指数はマイナス42.5と、4カ月連続で過去最低を更新した。高インフレとエネルギー価格の高騰が背景。

ロイターがまとめた市場予想はマイナス39.0だった。9月分はマイナス36.8に下方修正された。

特に所得の見通しを示す指数が低下し、東西ドイツ統一後のデータ収集が始まった1991年以来の低水準となった。

GfKは消費者信頼感の回復にはインフレ制御が必要になるが、現時点でそのめどは立っていないと指摘。

「多くの世帯が現在、エネルギーへの大幅な支出拡大や、暖房代の大幅な値上がりに備えた貯蓄を強いられている」とし、新規の購入に回せる資金が減っていると分析した。

こうした実質ベースでマイナスの消費支出が景気後退(リセッション)的な傾向を一段と強める要因になっているという。

ドイツが景気後退に陥る可能性を懸念する消費者は増えており、経済見通しは金融危機時と同様の水準に悪化している。

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