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バイエル・リジェネロン眼病薬、投与量増などで有効性示す

配信日時:2022/09/09 10:28 配信元:REUTERS

[フランクフルト 8日 ロイター] - ドイツの製薬・化学大手バイエルは8日、販売している眼病「加齢黄斑変性」治療薬「アイリーア」が、1回の注射量を多くすることで投与間隔を長くしても有効なことが後期臨床試験で示されたと発表した。

同薬は米バイオ企業リジェネロンとの共同開発。通常は2ミリグラムを8週ごとに注射するが、8ミリグラムをもっと長い間隔で投与する方法も有効で、新たな安全性の問題はなかったという。加齢黄斑変性は高齢者の失明原因の上位に入っている。

アイリーアの今年1─6月の売上高は前年同期比14%の15億8000万ユーロ(15億8000万ドル)。加齢黄斑変性ではスイスの医薬品大手ロシュが今年、治療薬を発売し、間隔を長くする注射法で特許を申請している。

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