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ホンダとLGエナジー、米国でEV用電池の新工場 投資額44億ドル

配信日時:2022/08/29 16:27 配信元:REUTERS

[東京 29日 ロイター] - ホンダと韓国電池大手のLGエナジー・ソリューション(LGES)は29日、米国で電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の工場を新設すると発表した。総投資額は44億ドル(約6100億円)で、年間の生産能力は約40ギガワット時。合弁会社を2022年中に設立し、23年初頭に着工、25年末までに量産開始を目指す。

米国で今後EVの普及が進む中、ホンダは自社の高級車ブランド「アキュラ」を含む北米市場向けEVに搭載する電池を新工場で生産する。LGESはLG化学の電池子会社で、電池のシェアで中国の寧徳時代新能源科技(CATL)に次ぐ世界2位。韓国の電池大手と組むことで安定調達を図る。

ホンダは40年に世界で販売する全ての車両をEVと燃料電池車(FCV)にする方針を掲げている。米国では24年に、米ゼネラル・モーターズがLGESと開発を進める車載用電池「アルティウム」を搭載したEV2車種を発売する予定で、26年にはホンダ独自で開発する専用プラットフォーム(車台)によるEVも発売する計画。

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