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午後:債券サマリー 先物は大幅反落、米金融引き締めの長期化観測が影響

配信日時:2022/08/29 15:55 配信元:MINKABU
 29日の債券市場で、先物中心限月9月限は大幅反落。米国の積極的な金融引き締めが長期化するとの見方が一段と強まるなか、寄り付きから売りが優勢だった。  米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は26日に行われた経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」での講演で、高インフレの抑制について「やり遂げるまで続けなければならない」と利上げを継続する考えを示した。これを受けた同日の米長期金利の反応は限定的だったが、この日の時間外取引で上昇基調を強めたことが国内債に影響した。また、足もとで欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのタカ派的な発言が相次ぎ、ECBの大幅利上げ観測が浮上していることも重荷となっている様子。海外の金利上昇圧力が強まっていることから下値でも買いが入りにくく、債券先物は午後に入って一段安となった。なお、あす30日には財務省による2年債入札が予定されている。  先物9月限の終値は前週末比40銭安の149円22銭と、7月22日以来の安値をつけた。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.020%上昇の0.235%と約1カ月ぶりの高水準で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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