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午後:債券サマリー 先物は続落、米金利の先高観から売り優勢

配信日時:2022/08/22 15:54 配信元:MINKABU
 22日の債券市場で、先物中心限月9月限は4日続落。米金利の先高観を背景とした売りが優勢で、午後には一時149円65銭まで押された。  米長期金利は前週末に一時2.99%まで上昇し、この日の時間外取引では3.00%と約1カ月ぶりの水準をつける場面があった。25~27日に開催される国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」を控えるなか、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が26日の講演で金融引き締めに積極的なタカ派姿勢を強める可能性が意識されているもよう。また、リッチモンド連銀のバーキン総裁が19日の講演で、「FRBはインフレ率を目標の2%に戻すため、あらゆる措置を講じる」と述べたことも米金利の先高観につながり、これが国内債に影響した。19日に発表されたドイツの7月生産者物価(PPI)が前月比で5.3%の上昇と、1949年の統計開始以来最大の伸びとなったことを受け、同日の欧州債利回りが上昇していたこともあり、積極的な買い手は見当たらなかった。  先物9月限の終値は前週末比49銭安の149円71銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前週末比0.020%上昇の0.215%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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