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午後:債券サマリー 先物は続落、買いが先行するも失速

配信日時:2022/08/19 15:44 配信元:MINKABU
 19日の債券市場で、先物中心限月9月限は3日続落。朝方の買いが一巡したあとは失速し、午後には150円18銭まで下押す場面があった。  前日の米長期債相場は米利上げペースの減速観測などから3営業日ぶりに反発(金利は低下)したが、東京市場の債券相場を押し上げる効果は限定的だった。セントルイス連銀のブラード総裁が18日、米ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「9月会合では0.75%の利上げ支持に傾いている」と述べるなど、複数の米連邦準備理事会(FRB)高官がインフレ抑制に向けて利上げを継続する必要があるとの見解を示したことが国内債に影響したもよう。また、米フィラデルフィア地区連銀が18日発表した8月の製造業景気指数が大きく改善し、米景気の先行きに対する警戒感が和らいでいることも重荷となったようだ。この日は財務省による国債入札や日銀の国債買いオペといった需給イベントがなく、買い手掛かりに乏しいなか、午後は時間外取引での米金利の上昇を映した売りが優勢だった。  先物9月限の終値は前日比8銭安の150円20銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日に比べて横ばいの0.195%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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