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午後:債券サマリー 先物は反発、長期金利0.170%に低下

配信日時:2022/08/04 15:42 配信元:MINKABU
 4日の債券市場で、先物中心限月9月限は反発。前日の米債券高(金利は低下)が支援材料となり、午前には150円65銭まで上伸する場面があった。  米セントルイス地区連銀のブラード総裁が3日に「米国のインフレ率を目標の2%に戻すため、米連邦準備理事会(FRB)は断固として利上げを実施していく」と述べるなど、足もとでFRB高官のタカ派的な発言が相次いでいる。これを受けて市場ではFRBが金融引き締めを緩めるとの観測が後退する一方、積極的な金融引き締めは米景気減速につながるとの見方もあり、米金利上昇が一服していることが国内債の買いにつながった。米7月雇用統計の発表を明晩に控えて上値を追う勢いには乏しかったが、2.7%台で推移する時間外取引の米長期金利を横目でみながら堅調な展開だった。なお、この日は10年物価連動債入札が実施され、応札倍率は3.32倍と前回の3.62倍を下回ったものの相場への影響は特にみられなかった。  先物9月限の終値は前日比12銭高の150円62銭となった。現物債市場で10年債の利回りは、前日比0.015%低下の0.170%で推移している。 出所:MINKABU PRESS

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